「学び」につながる「遊び」を、たくさん準備しましょう。

6月になりました。

 

今月も、

たくさん遊び、

そして、たくさん学んでいく

そんな月にしていきたいですね。

 

 

ご家庭での「自由時間」でできる、「学び」につながるコンテンツは、どのくらいあるでしょうか。

 

「1日に、どのくらい勉強したらいいですか?」

 

というご質問をいただくことがあります。

 

 

もちろん、その答えは、

学年や、それまでの学習習慣による「学びの基礎体力」

そして、そもそも「何を目指した学習か」によっても変わってはくるのですが、

 

 

私、個人の価値観においてお答えするのであれば、

小学生が、机に向かって勉強をする、1日の家庭学習時間は、

平日で1時間、休日でも2時間もあれば十分だと考えています。

(これでも、「ちょっと多すぎるかもな」と一抹の不安すら感じています。)

 

自分自身の経験を振り返ってみても、

おそらく、上記の時間が上限だったのではないかと思っています。

(1日に15分程度の学習となると、逆にこれは確実にやっていましたが。)

 

 

このように書くだけだと、

「短時間の学習で学力を積み上げた、特殊なタイプの学生だっただけでは。」

と思われてしまいそうですが、

 

この話には、ちゃんとウラがあります

 

 

自由時間の活動の多くが、学習に連動していくような環境が作られていた。

 

一言では語り尽くせないところではあるのですが、

無理やりまとめると、そういうことです。

 

 

例えば、自宅の中で、机に向かう「勉強」以外の過ごし方は、というと、

以下のような活動がありました。

 

・お絵描き

・ぬりえ

・紙工作

・図鑑を読む

・歴史マンガを読む

・図書館で借りてきた本を読む

・トランプゲーム

・ブロック遊び

・オセロゲーム・将棋などボードゲーム

(その他、1日30分までのテレビ・ゲームの時間、というのもありましたが。)

 

あとは、自宅の外での遊びとして、

・公園で遊ぶ

を追加すると、

大抵の遊びを網羅しているような状況です。

 

 

外で遊ぶのは、当然、日が暮れるまで、ということになりますから、

日没後の自由時間の過ごし方は、限られてきます。

 

そんな中で、

「遊び」枠として過ごしていた時間に、

学習関連の時間が非常に多かったのです。

 

 

机に向かっていないだけで、

実質の「勉強時間」はそこそこあったのでは、ということになりますが、

それを「勉強」という扱いにしていないことが、大きなポイントなのです。

 

さらに言えば、

それらの「遊び」は、

毎日の習慣となっていたものではありませんから、

「やらなければならない」という「ノルマ」的なものではありませんでした

 

裏を返せば、

いずれの「遊び」も、

自分の気分で、好きに取り組んでいたということになります。

 

ここがポイントで、

気まぐれで、好きに遊んでいたら、

その大半が、「勉強」にも繋がっていた

ということなのです。

 

いちど、「自由時間」にしている活動(遊び)を、リストアップしてみてください。

 

その中に、学習系のコンテンツは、どのくらい含まれているでしょうか

 

このバリエーションが多ければ多いほど、

その日の気分で遊びを選択した際に、学びにつながる可能性が大きくなります。

 

 

「選択肢の多さ」というのは、それだけでも強みになり得ます。

 

遊びですから、

そこには目標設定は必要ないわけですが、

気まぐれで取り組んでいる遊びが、ことごとく学習にリンクしていく、ということを考えると、

その効果を感じていただきやすいかもしれません。

(もちろん、「ことごとく」というのは、あくまでも理想論です。)

 

 

 

ちなみに、

これは大学受験における勉強をする上でも同じことで、

 

例えば、私立文系の3科目(国語・英語・地歴)の学習を進めるよりも、

国立大ねらいの共通テスト対策も含めた5教科7科目の学習をする方が、

範囲は広くなるわけですが、

学習を進めるのは、はるかに楽だ、

と感じています。

 

(ある科目に取り組む気が向かなかったり、疲れてきたら、別の科目に切り替えればいいわけです。ある意味「逃げ」の選択なのですが、逃げた先も受験勉強になっているわけですから、第三者が見たら、決して逃げているようには見えないわけです。)

話を戻しますが、

 

遊びの中で学べる選択肢を、たくさん持っておくと良いですし、

 

もう少し視点を変えると、

「学び」の選択肢を「机に向かう」という形式に限定せず

幅広く準備しておくことで、

日々の学びの積み上がり方が、大きく変化します。

 

「机に座っていないと勉強できない」というのだと、

ちょっと、窮屈だろうなあ、という気もします。

 

 

ぜひ、

ご家庭の中でも取り組める、

「学び的」遊びのラインナップを、

たくさん、準備してみてください。

 

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