ご両親の「はたらく」意識が、お子さまの「まなぶ」を作っている、かもしれません。

三連休が、もうすぐ終わろうとしています。

　

連休は充実の時間を、過ごせたでしょうか。

　

三連休がお休みで、明日からお仕事がスタートする方も多いと思います。

三連休だと、月曜日がお休みになっているので、

4日すごせば、もう週末です。

　

最近よく感じるのは、

「日本の祝日って、多いなあ。」ということです。

（もっとも、海外の休日事情は詳しく知りませんが。）

　

　

年齢が上がるにつれて、１年の進み方が早く感じるからでしょうか。

　

ついこの間も、連休があったり、平日が短かったように感じます。

　

　

そのたびに、

「たくさんお休みがあって、いい世の中だなあ。」と、思ったりしています。

　

　

（ちなみに、私自身は、土曜日にアドバンスクラスがあったり、日曜・祝日も授業や講習会があったりするので、フルの「三連休」でもなかったりするのですが、それでも、休みの時間がたくさんあるので、「お休みがたくさんあるなあ。」という感覚があります。）

　

休日は、休日なりの楽しみがあるので嬉しいですし、

平日も、おかげさまで楽しくお仕事ができているので楽しみなのですが、

　

「仕事」について考えたときに、感じるのは、

大人の持つ「仕事観」と、

お子さまに伝える「勉強観」には、

共通点があるのではないか、ということです。

　

　

たとえば、

「仕事の日には、仕方がないけど仕事に行く」

という感覚の方にとっては、

「仕事」は「仕方がないけどするべきもの」という考え方があるでしょうが、

「仕事」だけでなく、「勉強」についても、

「仕方がないけどするべきもの」という感覚を持っていたりするのではないか、と感じています。

　

あるいは、困難な仕事についても、

「大変だけど、やりがいがあるな」とか、

「日々、成長を実感するな」と感じている方にとっては、

「勉強」も、「やりがいを感じながらやるもの」「成長していけるもの」という視点から捉えることができるのではないか、と考えています。

　

そして、お子さまの「勉強観」というのは、

ご両親を代表とする周りの大人の持つ「勉強」への捉え方が、大きく影響を及ぼしています。

その中でも、ご両親の「勉強観」は、お子さまの「勉強観」の形成に、特に大きな影響を与えるでしょう。

　

　

この考えは、まだ仮説段階で、正確なエビデンスはないのですが、

もし、「仕事観」と「勉強観」が共通してくるならば、

お子さまが、「勉強」についてどのような捉え方をするのかは、

お父さま、お母さまが「仕事」をどう捉えるか、ということからも影響を受けている、ということになります。

　

そして、お子さまの「勉強」についての捉え方は、

ゆくゆく、お子さまが「仕事」に携わるようになったときの「仕事観」へと繋がっていく部分が、多くあることでしょう。

　

　

つまり、

お子さまの将来の「働き方」を考えたときに、

今、お子さまの「学び方」を作っていくことが大切、ということでもあります。

　

　

　

お子さまの「勉強への捉え方」を変えるためには、

お父さま、お母さまの「勉強観」を変えていくことが効果がある、

という話は、これまでもさせていただいてきましたが、

　

もう一歩、踏み込んでみるならば、

お仕事をしていらっしゃるお父さま、お母さまが、肯定的な「仕事観」を持つことが、

お子さまが肯定的な「勉強観」を持つことに役立つかもしれません。

　

　

お父さま、あるいはお母さまが「お仕事」に向かう姿勢が、

お子さまの「勉強」への取り組み方に影響を与えるかもしれない、としたら、

　

そんな「ご自身のお仕事の話」を、お子さまとも共有することが、価値があるかもしれません。

　

具体的な業務の内容などではなく、

お仕事への「捉え方」「向き合い方」をお子さまに伝えることで、

働く「プロフェッショナル」の「考え方」や「捉え方」から、

お子さまが、何かをつかみ取ってくれるかもしれません。

　

　

私自身の小学生時代を振り返ると、

実際に、父は仕事についての考え方を話してくれていました。

　

父から、仕事の話を聞くことで、

日々の積み重ねを大切に仕事をしている父のことを尊敬もしましたし、

その考え方が、少なからず、学習を進めていく上でも影響をしていたようにも思います。

　

　

お父さま、お母さまが何かしらのお仕事をされているならば、

そこには、そのお仕事ならではの工夫や、プロとしての考え方、というものがあるはずです。

　

そういった、プロの仕事術を、お子さまが知ることができるのは、

非常に貴重な機会ではないでしょうか。

　

　

四ツ谷アドバンスクラスとしても、

学習の時間以外の関わりの中で、

そんな、大人や、学業を進めてきた先輩としての考え方や捉え方、ナマの意見を、

伝えていける機会を、作っていけたらなあと、考えています。

　

　

何はともあれ、明日から、また平日が始まります。

　

週末だけでなく、平日も、

充実の時間を、過ごしてまいりましょう。