テストに出ないような問題の「深掘り」こそ、後に活きてくる力になる。

今年も、あと半月ですね。

 

お正月の前に、2学期が終わり、

もうすぐ、冬休みがやってきます。

 

子どもたちからしたら、楽しみな冬休み。

お父さま、お母さまにとっては、いつもと違うスケジュールで、大変なことが増える時期かもしれません。

 

ですが、貴重な長期休みの時間

出来ることなら、「まとまったお休みだからできること」にも、チャレンジしてみることができるといいですね。

 

たとえば、

・泊まりがけで旅行に行ってみる

・地方のご実家などに帰省してみる

・興味がある本を1冊、読みきってみる

・お手元の問題集を、最初から終わりまでやり切ってみる

・おせち料理づくりに挑戦する

 

などなど、どんなものでも構いません。

お子さまが「やってみたい!」ということを聞いてみて、それをやってみるのも、面白いでしょう。

 

 

今の「興味・関心」は、最大限に活かしていくことが大切です。

 

先日のアドバンスクラス では、

「戦国武将クイズを出して!」という2年生のお子さまがいました。

 

試しに、いくつかクイズをしてみたところ、

高校日本史でも出てこないような、かなりマニアックなところまで知っていたので、

とても驚きました。

 

聞けば、戦国時代に関する本を読んで、覚えたとのこと。

 

これまでも、国語の文章問題など、教室があるたびに取り組んでもらってきましたが、

おそらく、その問題集よりも、よりたくさんの文が書いてある本を読んだことでしょう。

 

これまでの、国語の積み重ねがあればこそという、部分もあるでしょうが、

やはり「好きこそものの上手なれ」というところでしょうか。

 

興味や関心があるものほど、

驚くべきスピードで、知識を吸収していくことができます。

 

 

戦国武将についての問題が、

テストで聞かれることは、もう少し先でしょうし、

場合によっては、そのうちの大半は、テストでは聞かれないことかもしれません

 

ですが、そういったテストとは関係ないことこそ、

小学生の時に、突き詰めて学んでいくことが、

後々、新たな知識を蓄えていく上での、大きなアドバンテージになります。

 

 

たくさんのことを知っていることは、大きな自信にもつながりますし、

その過程で、文章を読み込むこと自体が、国語力につながります

 

また、学んだ内容を他のことと関連づけることで、

新たな知識を得る手助けとなるかもしれません。

 

 

「学校の勉強とは関係なさそうなことにハマっている。」

そんな時こそ、学ぶ力が伸びるチャンスです。

 

ぜひ、そうして、新しいことを知る喜びを蓄えて

学校での学習にも、どんどん、活かしていってください。

投稿者プロフィール

藤田和彦