今日は、クリスマスイヴ。ということで、ケーキを使って「形の等分」の学習をしましょう。
今日は、クリスマスイヴですね。
皆さんのお家では、クリスマスパーティーは開催されるでしょうか。
クリスマスパーティー、といえば、
「クリスマスケーキ」が思い浮かびますが、
ケーキは、みんなで食べられるように「切り分ける」必要があります。
(ホールケーキなどではなく、1人用に切られたケーキも人気のようですが。)
ケーキの切り分けが、算数の学びにつながる。
さて、そんな「ケーキの切り分け」、
小学生のみなさんは、上手にできるでしょうか。
たとえば、円形のホールケーキの場合、
中心角を何度くらいの「おうぎ形」に分けると、
いくつの「同じ大きさ、同じ形」に分けることができるでしょうか。
ひとまわりが360°ということが分かれば、
人数分で割った角度が、一つ分の中心角だということがわかります。
「角度」の計算が理解できなかったとしても、
図形感覚で、「同じ形」に切り分けることができるでしょうか。
「同じように分ける」という感覚・意識を高めておくと、
「分数」の「いくつに分けたうちの(=分母)」の感覚や、
分数の大きさの概念を理解しやすくなるでしょう。
円形のホールケーキだけではなく、
いわゆる筒型の「ブッシュ・ド・ノエル」や、
直方体の形のケーキでも良いです。
これらは、角度ではなく、
「長さ」の等分をイメージすることになります。
長さを意識して形を切り分けることができると、
同じく「分数」の概念の理解につながるほか、
「線分図」を使って数量を求める際に、
可能な限り、実際の数量比に近い図を書くことができるようになり、
問題をスムーズに解きやすくなります。
能力的に「できる」のに、意識が足りないために上手くいかない、という場合もあります。
「意識」と「能力」という観点で言うと、
とくに男の子の中には、
「図形感性も優れていて、明確に形をイメージすることができる」のにもかかわらず、
「思考過程のメモ書きや補助線が丁寧でないことによって失点する」というパターンに陥りがちな子も少なくありません。
それが、クリスマスのケーキであれば、
「(喧嘩にならないように)同じ大きさになるように切ろう」という意識がはたらきやすいですから、
丁寧に作業をすることで、うまくいった、
という経験を積む機会にもなるかもしれません。
もちろん、
実際にケーキの切り分ける際など、
場合によっては、保護者の方のサポートが必要な場合もあるでしょう。
安全にも気を配りつつ、
学びの機会もある、楽しいパーティーの時間をお過ごしください。
さて、そんな「形の等分」について、
3問の問題をお出しします。
藤田から、皆さんへの「クリスマスプレゼント」です。
では、どうぞ!
ひとつの答えが思いついたら、「別解」はないか、考えてみてください。
ちなみに、「別解」は、1つや2つではありません。
かなり、たくさんの「別解」が考えられますので、ぜひ、考えてみてください。
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