冬休みも、もう終盤。新学期が始まる前の、冬休みのうちから意識しておきたいこと。
本日で「正月の三賀日」も終了です。
明日から、さっそく「平日」というお父さま、お母さまもいらっしゃることでしょう。
小学生の皆さんの「冬休み」は、もう少しだけ。
ですが、
年末から、大晦日、そしてお正月休み、ときて、
起床時刻、就寝時刻が遅くなってはいませんか。
人間の「体内時計」においては、
1日が25時間くらいになっているそうです。
(お母さんのお腹の中にいるときは、そのリズムで寝起きをしていたりしたそうです。)
ですから、
その体内時計のリズムにしたがって、
「眠くなったら寝て、起きたくなったら起きる」という生活をしていると、
1日で、1時間ずつ起床時刻、就寝時刻がずれていく(遅れていく)可能性がある、ということになります。
そこまで極端ではなくとも、
いつの間にか、寝る時刻が遅くなり、起きる時刻も遅くなる、というのは、
ある意味、自然なこと、とも言えるのかもしれません。
ですが、
自然に任せて生活をしてしまうと、
困るのが、「休み明け」の新学期です。
朝起きられなくて、学校をお休みしてしまう。
そのまま、学校をお休みしがちになってしまう。
こういったお話を耳にすることもあります。
長期的に学校をお休みするお子さまの話を聞くと、
昼夜逆転がセットになっていることが、思いのほか多いです。
学校生活のみならず、
日中に有意義な時間を過ごすためには、
「起床時刻」そしてその前の「就寝時刻」の管理が必要不可欠です。
それは、休みの日であっても、同様です。
休みの日、ついつい朝寝坊してしまいがちだからこそ、
あえて、「早寝早起き」を心がけることが大切です。
ご家庭の中では、「消灯時刻」を決めておくことがオススメです。
理想的な就寝時刻は、
小学校低学年…20:00
小学校中学年…20:30
小学校高学年…21:00
です。
(起床時刻としては、6:30前後を想定しています。)
なお、子供だけではなく、大人も就寝時刻を決めておくことが望ましく、
起床時刻から逆算して、7時間半前を就寝時刻とするのが良いでしょう。
色々とあると、「そうはいかない」時も、もちろんあるでしょうが、
理想的なルールを決めておいて、それを守れるように毎日の生活を組み立てることができると、
日中の質が格段に高まります。
睡眠時間を削ることは、1日の成果を最大化できるのか。
私自身、(実家で暮らしていた)学生時代は、上記の消灯時刻が決まっていたわけですが、
その時は、
「自分より、人の方が毎日頑張っている。」
「睡眠時間を削ったほうが、1日の時間が増えて、できることがアップするはずだ。」
と思っていました。
そんな「負い目」から、
親元を離れ、「睡眠時間を削って頑張ろう」とした時期があったのですが、
結果的に、その時期は、大きな成果をあげることもできず、むしろ「うまくいかなかった」時期でもありました。
ある時から、あらためて「寝る」ことにこだわり、
その結果として、毎日の質が良くなり、
今に至ります。
「寝る」「寝ない」の両方を経験した身としては、
「十分な睡眠」を強くオススメします。
ですから、小学生のみなさんも、
冬休みのうちから、あえて「就寝時刻」「起床時刻」にこだわって、3学期の準備をしてみてください。
気持ちよく、新学期のスタートを迎えられるはずです。
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