四ツ谷アドバンスクラスが目指すもの

本日は、四ツ谷アドバンスクラスの説明会でした。

 

ご参加いただいたみなさま、貴重なお時間をありがとうございます。

 

 

学童教室で、私たちが目指すものは何なのか。

 

それをお伝えする前に、

「現在の大学入試改革が何を目指そうとしているか」についても、触れておきたいと思います。

 

 

現在の大学入試改革が目指していること。

ちょうど、昨日、今日と、

全国的に、大学入試センター試験が行われました。

 

この「センター試験」は、

今年度をもって、その31年の歴史に幕を下ろします。

来年度からは、新たに「大学入学共通テスト」へと変わっていきます。

 

これは単に、「試験の名称が変わる」ということではありません。

センター試験以外にも、

英語の民間試験が導入されるのか、

あるいは記述式の共通試験が実施されるのか、などと、

昨今のニュースでも話題になっている大学入試改革が、どういった方向性を目指しているのかの、

その大枠を捉えなければなりません。

 

 

これまでの入試や学校教育が目指してきたもの

 

大学入試センター試験においてもそうですが、

これまでの大学入試では、

受験生が「何を知っているか」を測ってきました

 

それぞれの科目における「知識」や「技術」をもとに、

いかにスピーディーに、

いかに正確に、

「正解」を導きだすことができるか、

が、

現代の受験における「基本ルール」であるとも言って差し支えないでしょう。

 

 

これは、今の受験生においてもそうですが、

私が受験生時代であった時代もそうですし、

現在、小学生以下のお子さまをお持ちのお父さま、お母さまにおいても、

受験の「ルール」は同じでした。

 

 

 

ですが、

そのようにして、受験を通して身につけてきた力が、

社会における最重要の力ではなくなってきています。

 

時代の変化とともに、

「知識」そのものへのアクセスは、よりスムーズにできるようになってきました。

 

ただ単に「知っている」だけでは、価値にならなくなってきているのです。

 

その代わりに、その知っていること、あるいは知り得たことを、「どう使うのか」ということ、

あるいは、その知識を使って、「何をするのか」ということが、より重要になってきます。

 

そうした、ある意味では「生き方」について学んでいくこと、考えていくことが、

学生時代の大きなテーマのひとつになっていくのです。

 

 

今の世の中は、多様性の時代です。

世界中の人々と、さらに活発に交流しながら価値を生み出していく時代になっていくだけでなく、

国内だけでも、様々な生き方や、価値観が許容されてきています。

 

 

「中学校を卒業したら、高校、大学へと進学し、

大学卒業後は、企業に就職をして、定年まで勤め上げる。」

 

それが、人生の「進むべき道」であり、

大多数であった時代では、もはや、なくなってきているのです。

 

そうすると、

「自分で考えて、自分で決める」ことができない人は、

たちまち、人生の迷子になってしまうでしょう。

 

 

これからの時代、

学んだ知識をもとに、

「自分で考え」て、

その考えを「表現し」て、

さらには、様々な考え方を持つ他者を尊重しながら、新しい価値を創造していくことが、求められていくのです。

 

 

ですから、こうした、

「考える力」「表現する力」「協力する力」を、

学生時代から、育んでいく力が必要なのです。

 

 

でも、そうは言ったところで、

「受験」という人生の一大イベントが求めてくるものが、

あいも変わらず「知の再生産」なのだとしたら、

「社会に求められる力」をいくら声高に叫んだところで、それはただの「理想論」すぎないですよね?

ということなのです。

 

だって結局は、みんなが頑張るのは「受験勉強」なのです。

現実問題として、現在の大多数の価値観においては、「大学受験のために勉強してる」わけですから。

 

そうした、現実問題を考えたら、

大学受験を変えなかったら、学校や塾が教えることは、きっと変わらないまま。

と、いうことなのです。

だから、社会や経済界からの要請を受けて、大学受験を、なんとか変えようとしているのが、今の大学入試改革の現在地なのです。

 

 

大学入試改革を、どのように捉えるか。

 

これまで、長年の間おなじスタイルでやってきた受験の仕組みを変えようとすることは、

とてつもない労力と、摩擦や混乱を伴うでしょう。

これから数年の間は、大学入試制度も、試行錯誤をしながら進んでいくはずです。

 

そして、その影響を、

全国の高校、中学、そして小学校とそこに通う子どもたちが受けていくことは、避けられないことかもしれません。

 

 

そのような、制度上の過渡期に直面し混乱することを、「被害者」のように言う人がいます。

 

ですが、それは捉え方として適当ではないのではないかと思います。

 

そもそも、社会自体は変化していくものです。

それが、むしろ普通のことなのです。

 

社会の変革に対して持つべきは「被害者意識」ではなく、

いかにして、その変化に適応していくか、ということでしかありません。

 

これからの時代、国や社会は「生き方」を決めてはくれません。

 

ですから、

自分の「生き方」を決めるのは自分自身であり、

自分の「生き方」に責任を持つのは、自分自身なのです。

 

 

受験制度が、どのように変わっていくかは、コントロールできません。

 

ですが、

たとえ、大学受験がどうなっていったとしても、

そのために、学校や塾での教育がどうなっていくとしても、

 

「自分の人生の舵を、自分でとっていく」という考え方は、

これからの時代を生きる上での必修科目になるでしょう。

 

 

四ツ谷アドバンスクラスは、何のためにスタートするか。

 

私たちの教室「四ツ谷アドバンスクラス」は、

10年、20年、30年、と、これからの時代がどのように変わっていったとしても

変わらずに必要とされていく、「生きる力」を養うための時間を提供していきます。

 

その「生きる力」というのは、

目の前の課題を定めて、

その課題を、戦略的に突破していく力でもあるとも、言えるでしょう。

 

 

取り組むことは、

一見したら、

学校の宿題であったり、

基礎的な学習かもしれません。

 

その中に、

社会を生き抜くためのエッセンスを入れていくことが、

四ツ谷アドバンスクラスにおける、隠されたテーマでもあります。

 

 

来月、2月からスタートする四ツ谷アドバンスクラス。

ひとつずつ、その学びの環境を整えていき、

子どもたちの人生の土台づくりをできるだけの場を、作ってまいります。

 

 

学童型 学習教室「四ツ谷アドバンスクラス」説明会

 

日時:2/2(日) 13:30〜15:00 

会場:そろばんToz四ツ谷(新宿区三栄町25)

参加費:無料

 

新たに、四ツ谷にオープンする学童教室、四ツ谷アドバンスクラスについて、保護者の方に向けた説明会を開催いたします。

当日は、学童教室の説明とあわせて、小学生の低学年までに身につけておきたい学習の習慣を作るコツや、日常学習についての質疑応答などの時間も設けております。

お菓子をめしあがりながら、お子さまの教育について、ざっくばらんにお話いただける会です。

お子さま連れのご参加も可能ですので、お誘い合わせの上、お気軽にお越しください。

 

四ツ谷アドバンスクラス、説明会のお申し込みはこちらから、

必要事項をご入力の上、お申し込みください。

 

 

来年度の放課後について考えている、みなさまのご参加をお待ちしております。

 

 

 

学童型 学習教室 「四ツ谷アドバンスクラス」

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