毎日の「ルーティン」は、達成のためのハードルを最低限に設定しましょう。
昨日、今日と、良い天気が続いています。
日差しも、強くなってきました。
(夏至を境にして考えると、今の日差しの強さは、8月の終わりから9月の初めくらいと同等、ということになります。)
外出の際は、日焼け対策にも気をつけないと、ですね。
気がつけば、「春」も後半に突入していて、
あっという間に「夏」が来そうです。
1日1日を大切に過ごしていきながらも、
「今日の1歩」を、着実に踏みしめていきましょう。
毎日の「ルーティン」を、淡々とこなすことは、もちろん大切です。
ですが、それだけではなく、
時には、ちょっと特別な学習や、
ちょっと特別な遊びをしてみたり、
あるいは、思い切って、ゆっくり休んでみたり、
そうやって、ルーティンの中に、不確定の枠を用意することで、日々のメリハリを作っていくことが、
学びへの興味を長続きさせる上でも必要なようです。
ちなみに、毎日の「ルーティン」にする作業は、ひとつひとつを非常に短時間にするのがオススメです。
今では考えられませんが、かつての私は、「完璧主義者」でした。
「習慣が人生を作る」ということを考えたら、
極論、「24時間をルーティン化できたら、最大限の積み重ねができるのだから」と、
毎日の全てをルーティン化しようとしたことすらあります。
当然、そううまく毎日が進むはずもなく、
毎日、「できない」という事実を突きつけられ、
気持ちも滅入ってしまいました。
完璧を求めると、
たったひとつの「減点」で、もう「ダメ」ですから、
一気にやる気をそがれてしまいがちです。
極端な話「朝起きる時刻が少し遅れた」だけで、
その日のリズムを一気に崩しかねません。
うまく気持ちを切り替えることができれば良いですが、
場合によっては、朝の時点で、その日1日のやる気を失う、ということも、十分にありえます。
朝、目覚めた瞬間から「バツ」で始まる1日というのは、
なかなかのストレスです。
そんな、ストレスを抱えながら毎日を送ることを「良し」とするならば問題はありませんが、
私自身は、そうやって毎日自分を「痛めつける」ことは望ましくないな、と感じるようになったことから、
この「完璧」を目指す、ということを手放しました。
そして、その代わり、
毎日、習慣化させたいことについては、
「最低限のハードル」を設定して、
継続することを限りなく簡単にすることで、
着実に、継続のリズムを作っていくことを目指すようになりました。
毎日のルーティンの「最低限のハードル」とは、どういうことでしょうか。
基本的には、毎日「ルーティン」で取り組む活動については、
ひとつあたり5分から10分で終えられる活動とすることが理想です。
(集中力や使える時間枠にもよりますが、30分を超えるようだと、毎日の継続にはちょっと長いかなあ、という印象です。)
さらに、毎日の継続の「合格」ラインについて、
今、研究中なのが、
「手に取るだけ」あるいは「開くだけ」勉強法というものです。
これは、
毎日の継続の最低限のハードルを、
「(教材を)手に取る」だけ、または「(本を)開くだけ」でも達成、というルールにする、という勉強法です。
少なくとも、「(毎日の習慣を)やったほうがいいな」という意思を持っている大人に関しては、
「取り掛かり」を管理することができるので、
なかなかの、効果を実感しています。
ただ、
これが、幼児や低学年むけ、となると、
少しアレンジが必要でしょう。
「触らせるだけ勉強法」という形式で、
あるいはうまくいかないかなあ、などと思ってもいますが、
実際のデータがないため効果は不明です。
今後、ゆっくり検証していきたいな、と思っています。
日々の「ルーティン」は、少なめの時間で完了するレベルに抑えつつ、
残った時間で、「毎日」ではないことを企画していくことが、
新鮮な気持ちで、学びを積み重ねていく上でも、大切なように感じています。
あえて、「積極的休養」を入れることは、
学習にも効果的かもしれません。
お子さまが「やりたい」という学びを取り組めるように、
あらかじめ学びの内容の「ラインナップ」を複数用意しておくのも、良いでしょう。
毎日のお勉強、
「マンネリ化」を防ぐためにも、
その日、その日の気分も踏まえつつ、自由に学びを企画してみてください。
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