2月の初頭は、中学受験の「本番シーズン」ですね。
2月になりました。
今月は、28日と、1年の中でも最も日数が少ない月ですが、
今年は、「月曜から日曜」の1週間が、ちょうど4回あるという、
ちょっとだけ、特別な2月です。
1週間ごとのリズムを、いい調子で4回転させると、
キリよく、3月にバトンタッチできますね。
そんな、2月を、淡々と過ごしていきたいと思います。
中学受験は、今まさに「佳境」です。
自宅の近所の中学校でも、
「入試会場」の看板が立てられていました。
今年は(卒業生も含めて)アドバンスクラスの生徒の中には「受験生」はいませんが、
もう数年したら、
アドバンスクラスで、一緒に学習した子たちからも、
「今年、受験です。」
といったお話を聞けるのかなあ、
などと思うと、
また、感慨深いものがあります。
とはいえ、そんな日が来るまでには、
少し気が早いようにも、思いはしますが。
受験の真価は、「受験当日」には決まらない。
せっかくなので、
普段はあまり書かない、「受験」というものについて、少し触れてみましょう。
受験の真価は、
「本番、当日」に決まるのではありません。
ましてや、合否の結果を得る瞬間にあるのでもありません。
受験における、本当の価値は、
当日に至るまでの、日々の積み重ねにこそ、
存在しているものなのです。
逆に、受験本番は、
もう、いたってシンプルで、
「やるだけ」
以上、です。
むしろ、
それまでに、やることをやりきってきた受験生にとっては、
受験「当日」というのは、
全てのプレッシャーから解放されて、
「本番」という非日常を味わい尽くす、
いわば「ご褒美Day」のようなものです。
(もちろん、サポートをする保護者の皆様にとっては、本番の瞬間まで、気が気ではないかもしれませんが。)
アドバンスクラスのみなさんは、
「テスト」に取り組む時に、
「楽しい」と感じられているでしょうか。
あるいは、「気持ちいい」でもいいかもしれません。
(小学生の皆さんが生まれる前の、そのまた昔、オリンピックで金メダルをとって「チョー気持ちいい」といった選手がいました。全く同じではないかもしれませんが、その言葉の意味するところが、なんとなく、わかるような気もするのです。)
テストの時間を「楽しい」と感じられるかどうかは、
それまでの学習の「量」や「密度」によります。
テストの「楽しさ」が分からないのであれば、
まだまだ、学習が足りていない、ということです。
もちろん、小学校低学年の時点で、その境地に至る必要はありません。
受験の「本番」で、初めて、その感覚がわかれば良いのです。
むしろ、本当の「本番」でないと、
その感覚は、味わえないものなのかもしれません。
そんな、「特別な日」が、
受験の「本番」なのです。
でも、そんな受験本番でも、
おそらく、誰もが「楽しさ」を味わえるわけではないでしょう。
それは、
悩んで、悩んで、悩み抜いた上で、
突き抜けたからこそ、得られる爽快感、というべきか、
やれるだけのことをやってきたからこその、
文字通り「ご褒美」のようなものなのです。
「ちょっと、なに言ってるかよく分かりません。」
そんなふうに思っている人も、いるかもしれませんね。
いいんです。
まだ、分からなくても。
そういう世界が、受験という世界にはある、
ということだけ、知っておいてください。
そして、
1年後、2年後、3年後、……
その境地に到達することを目指して、
ぜひ、日々の学習に、取り組んでいってください。
このブログを見ている、現役の「受験生」がいるかは分かりませんが、
受験生の皆さんは、
残りの日程も、
ぜひ、中学受験の「クライマックス」を、
存分に、味わってきてください。
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