一年の計は元旦にあり。ご家族で一年の目標と計画を共有してみましょう。
2020年がスタートいたしました。
元日を、いかがお過ごしでしょうか。
お正月ならではの、親戚の集まりなどで、
いつもとは違う時間を過ごしていらっしゃるかもしれません。
そんな中でも、本日1月1日は、
1年の中でも、特別な日です。
今日は、
今年1年の計画、つまり、「1年の計」を立てる日です。
「一年の計は元旦にあり」と言われます。
厳密には、元旦(1月1日の朝)は過ぎてしまっていますが、
それでも、元日のうちに、1年の計画を立てておくことには価値があります。
新年の、気持ちが新たな時に、まっさらな状態から計画を立てられるからです。
お子さまとの学習に限らず、
お仕事のことであったり、
ご家庭の中のことであったり、
趣味についてであったり、
健康のためにできることであったり、
と、バランスよく、目標を立てるのが良いと言われています。
私も、今年の計画として、
毎日の規則正しい生活リズムの中で、
より、高いパフォーマンスで学びの時間をお届けできるように、というところから計画を立てています。
1日中、計画を立てている、というわけではなかったので、
立てた計画を実現させるための具体的な1年の過ごし方の詳細を、
明日、明後日の3日の間に、煮詰めていく予定です。
みなさまも、ぜひ、一年の計を立ててみてください。
できることならば、
ご家族全体で、「一年の計」を立てる時間を取ることをオススメします。
まずは、今年の目標を決めます。
お子さまの立てる目標は、
「○○のテストで○点を取る。」
という学業関連のものから、
「運動会のかけっこで1番になる。」
といった学校での生活に関わるもの、
「〇〇のコンテストで入賞する。」
といった、お習い事に関するものでも構いません。
今年の目標が決まったら、
「そのために、どのようなことをするのか」も、合わせて決めていってください。
たとえば、
「家に帰ってから、自分で○分の勉強をする」
「〇〇の練習を毎日(あるいは、○曜日の)何時からやる」
といったふうにです。
お子さまの目標や計画については、
お父さま、お母さまの助言はあったとしても、
可能な限り、お子さまご本人が考えて、決めてもらうようにします。
たとえば、お母さまが、「テストで100点をとってほしい」と思っていて、
お子さまの立てた目標が、「夏休みの作文をがんばる」だったとしても、
「テストについては?」などと誘導はせずに、
「どうやって「がんばる」の?」と、お子さまの立てた計画の内容を深掘りするようにします。
お子さまが立てる計画は、お父さまやお母さまのためのものではなく、
あくまでも、お子さま自身が、今年をどう過ごしたいかの計画です。
そして、今、自分で計画を立てる機会をご家庭で作ることは、
将来的に、お子さま自身の力で計画を立てていくための力を養うという点に、最大の意義があります。
私自身、小学生時代から、「一年の計」を立てる家庭での習慣があり、
拙いながらも、自分で考えて計画を立ててきたことは、
中高生になり、自律して学習を進めていくことに繋がっていったと感じています。
ご家族で立てた計画は、
立てっぱなしにしないで、
紙に書いて目につくところに貼るなどして、1年間、立てた計画を思い出せるようにしておくようにしましょう。
大切なのは、お子さまが目標を立て、計画を考えて進んでいくかたわらで、
お父さま、お母さまが、ご自身の目標や計画に対して、真摯に取り組んでいる、という背中を見せることです。
目標に対して、真剣に取り組めば、
成功も失敗もあるでしょう。
そうした真剣勝負やチャレンジを、お子さまと一緒におこなっていくことが、
何よりも価値があるのです。
2020年が、皆様にとって実りある年となりますように。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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