「何もしない」ことをする時間を作る。

ふと気がついたら、「まだ8月」でした。

 

2学期がスタートしているので、

ついつい、もう「9月」のような感覚でいましたが、

まだ8月だったのですね。

 

どうりで、まだまだ暑さも厳しいわけです。

 

登校中の皆さん、

引き続き、涼しくしてから登下校をしてくださいね。

 

 

「ぼーっとしている時間」も、大切な時間。

 

ご自宅で、お子さまの様子を見ていると、

 

勉強をするでもなく、

遊ぶわけでもなく、

 

「何もしていない」ように見えるような場面も、あるかもしれません。

 

 

お子さまが、ただただ「ぼーっとしている」様子を目のあたりにすると、

「もったいない」と感じる方も、いらっしゃるかもしれません。

 

 

ですが、この「ぼーっとしている時間」に、

お子さまは、いろいろなことを考えたりしています。

 

それは、「その日にあった出来事」だったり、

「勉強した内容」だったりするかもしれませんし、

ひょっとしたら、「自宅の壁が作る垂直と平行」についてかもしれません。

 

それらひとつひとつは、

決して、「無駄」なことではなく、

気持ちや思考を整理するためにも、むしろ大切な時間なのです。

 

 

自宅の中でも、

どこを見ているるでもなく、

何をするわけでもなく、

その実、頭を働かせている。

そんな時間があります。

 

そして、そういった時間が、

学びについても「深み」をもたらしているかもしれません。

 

 

私自身、「何もしない」時間を、大切にしています。

 

机に向かっているわけでもない時間の中でも、

「今日のブログのテーマについて」

「次回の授業について」

など、考えを巡らせたりします。

 

 

そして、

部屋の中で考えがまとまらない時は、

外に出かけてみるというのも、ひとつの手です。

 

 

経験則上からも言えるのは、

歩いている時に、考えがまとまったりすることも多かった、ということです。

 

思考が行き詰まった時は、

ぶらりと、散歩(文字通り、目的地を決めるわけでもなく歩く)をするのも、良いかもしれませんね。

 

もちろん「歩きスマホ」などをしてしまったら、せっかくの「思索」の時間が台無しになってしまいます。

あえて「何もしない」ような時間を作ることが、大切です。

 

 

「効率」や「効果」だけで、24時間を埋め尽くすことは、

ひょっとしたら、そこまで効果的ではないのかもしれません。

 

日々の中に、「有意義な無駄」を受け入れられるだけの、

時間や心の余裕も設けておけると、良いのかもしれませんね。

 

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藤田和彦