「応用問題」も、因数分解したら「基礎」×「基礎」であることがあります。
本日は、アドバンスクラス 高田馬場教室でした。
先週のお振替クラスに引き続き、
「発展的な問題」について、テスト形式で取り組みました。
みなさんと一緒に、私、藤田も、
同じテスト問題を「倍の量(2学年分)・半分の時間で」取り組ませていただきました。
みなさんがテストに取り組んでいる時間は、直接の指導をしたわけではありませんが、
テストへの取り組み方について、姿勢でお伝えすることができていたらいいな、と思っています。
「正答率が低い問題」の中にも、「基礎」×「基礎」のかけあわせでできた問題が存在します。
「正答率が低い問題」と聞くと、
難しい問題だと、考えるかもしれません。
ですが、実は、
そうした問題も、
必要な要素を因数分解してみたら、
「基礎」と「基礎」のかけ合わせでできた問題であることが、よくあります。
たとえば、「水の量の変化を求める文章題」についても、
「文章題(ひき算・求残)」の要素と
「量(かさ)についての単位変換」の要素を理解していれば、
すんなり解くことができたりします。
ですが、当然ながら、
両方の要素を理解できていなければ、
どちらかでつまずき、正解までたどり着けない、ということになります。
たとえば、
文章題の基礎を理解できている人が80%
量(かさ)の単位変換ができる人が75%いたとしても、
その両方をできている、となると、
0.8×0.75=0.6
となり、
正答率が60%に落ちる可能性があります。
(実際は、単純な確率の積ではないため、あくまでも、ものの例えの話です。)
じゃあ、正答率が6割だった問題は難しいのか、というと、
決してそういうわけではなく、
本当は、正答率が8割程度の「基本」を理解できていれば、
問題なく解けるはずの問題、ということがあるのです。
いくつかの基本要素をかけ合わせることで、
応用問題、発展問題、というカテゴリに分類されている問題もありますが、
結局は、それは「基礎」のレベルの問題に過ぎません。
そういった「基礎の融合」でできている問題は、
小学生レベルの問題だけでなく、
大学受験レベルの問題でも、数多く存在します。
本当の「発展問題」というのは、
発想の転換や「ひらめき」を必要とする問題で、
そのレベルになると、
基礎のレベルを超えた「良問」にどれだけ触れてきたかという「経験値」と、
問題の本質をつかむ「するどいセンス」が必要となりますが、
そういった問題にチャレンジする前に、
まずは、基礎的な問題について、安定して解くことができるようにしておくことが大切です。
発展レベルの問題は、
ときに、数時間、あるいは数日かけて頭をひねることで、
解き方のコツが見えてくるものもありますが、
基本レベルの問題は、
「繰り返し」によって、そのスピードと精度が上がっていきます。
また、どの教科の問題を解く上でも、
「設問」が日本語で書かれている(一般的な日本での)テストの場合、
「読む力」が大前提のベース(基礎)となります。
日々、文章を読むことに触れて、
素早く、正しく内容を理解する力をつけていきましょう。
次回のアドバンスクラス 高田馬場教室は、2週間後です。
来週のアドバンスクラスはお休みですが、
また、再来週まで、
ご自宅でも繰り返し学習を積み重ねて、
さらに、学ぶ力を身につけた状態で、
お教室でご一緒できるのを、楽しみにしています。
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