学校の勉強が「簡単すぎてつまらない」という人に。授業の楽しみ方のヒントをご紹介します。
学校のお勉強が「つまらない」という人に。
今日、たまたま、幼稚園時代に一緒にお勉強をしていた子に会いました。
「学校は楽しい?」と聞くと、
「つまらない。」と言います。
聞けば、
「(授業の内容は)自分にとっては、ずいぶん前から知っている、分かりきったことなのに、それを今さら授業でやっても面白くない。」
ということでした。
確かに、
幼少期から、しっかりと学習をする習慣を身につけ、
着実に学びを積み重ねているならば、
学校で習う授業の内容は、
「もう知っていること」となることも多いことでしょう。
そんな時に、
「つまらない」と感じるのは、とても正直な心の反応ですから、
「そんなふうに思ってはいけない。」とは思いません。
自分の中で、わかり切っていることを延々と聞かされるような授業だったら、
「何のために?」と苦痛に感じのも、無理はありません。
ただ、それは、
学校での授業を「教えてもらうもの」という、受け身の姿勢で捉えているからこそ、起こる反応です。
もし、学校の授業を、
「自分が、この授業を実際に教えるとしたら、」
という視点で考えながら聞いてみると、
「なるほど、そういうふうに説明すればいいのか。」
という発見があったり、
逆に、「今の説明は、こういう風にも言い換えることができるな。」
という風に感じたり、
すると思います。
学校の授業が「簡単すぎてつまらない」という人は、
ぜひ、「教える側の」レベルで、授業に参加してみましょう。
それは、
小学校、中学校レベルを通り越して、
「先生」を志したお兄さん、お姉さんが大学生になって、
ようやく意識し、学び始めるのが「一般的」なレベルです。
さらに言えば、
先生視点で授業を受けるのは、
先生になってからでも、ずっと取り組めることで、
その学びには、終わりがありません。
(この道何十年、というベテランの先生がたも、日々、より良い学びを届けるために、と学び続けれいらっしゃいます。)
つまり、
小学生にして、「先生レベル」のお勉強をすることにも、なるわけです。
学校のお勉強が「かんたん」と思って、退屈しているのであれば、
どうせなら、このレベルまで到達して欲しい、と思っています。
そうすると、
勉強の教え方も身につけることができますから、
クラスの中で、「小さな先生役」をする機会が、たくさん回ってくるでしょう。
(お友達や先生に「指名」されるようになります。)
勉強の内容がわからないお友達に、勉強を教える、ということは、
「新しいことを、1から教える」という手順に沿って、説明をすることになります。
これは、ゆくゆく、
難しい学習単元を「自分で学んでいく」時の練習をすることにもなっています。
そうすると、
新しい勉強を進めていくのが、ますます、スムーズになっていきます。
繰り返します。
学校の授業の内容がわかっているすべての小学生は、
せっかくですから、
「先生レベル」を目指してほしいと思っています。
なぜなら、
それが、「個別最適化をされた学び」すらも上回るような刺激を提供してくれるからです。
運が良ければ(担任の先生の裁量にもよりますが)、
お友達に勉強を教えるために、授業中に机を立ち歩くことを半ば公認され、
最終的には、1コマまるまる授業を持たせれもらえるようになるかもしれません。
私自身、
担任の先生に恵まれ、小学生の時には、そのような経験をさせてもらえました。
断言しますが、
こうなると、ただ授業を受けているときよりも、100倍、面白いです。
やってみるとわかります。
ぜひ、そのレベルを目指してください。
ささやかなおまけとして、発展学習の理解も、さらに深まります。
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