勉強に疲れた時は、「その勉強は、あっさり止めて」、別のことに切り替える。
お盆休みシーズンです。
今年も、遠出がはばかられる世の中で、
「帰省はオンラインで。」という方もいるかもしれません。
都内も、雨模様になっている、このお盆休みシーズン。
今週末は、第3日曜日ではありますが、アドバンスクラスも「お盆休み」です。
ゆったり、室内で過ごすお休み、というのも、
ひとつの過ごし方ですね。
ひとつの科目の学習は、「時間を決めて」。
今週末、
「結局、外出もできないのだから。」
ということで、
いっそのこと、と夏休みの宿題を一気に終わらせたり、
みっちり学習に取り組む時間を過ごそう、という人もいるかもしれません。
それはそれで、
有意義な時間となることでしょう。
ただし、気をつけたいことがあります。
それは、
同じ課題に取り組む際の、「時間制限」を設ける
ということです。
例えば、
夏休みの宿題に「計算ドリル」が出たりするかもしれません。
延々と、計算問題に取り組むのも、悪くはないですが、
時間が長くなるほど、集中力も途切れて、ダラダラと続けることになってしまいます。
そうではなく、
たとえば「50分」と決めたら、50分で、
いったん、計算に取り組む時間は終了とする、ということです。
これは、「適宜、休憩時間をとりましょう」ということでもあるのですが、
ポイントは、そこだけではありません。
休憩時間が明けたら、
先ほど取り組んでいたこととは、別のことに取り組むようにすると良いのです。
例えば、
計算に取り組んでいたら、
次は「読書感想文」の作成準備、というふうに。
こうすることで、
使う頭の領域が微妙に変わり、
より、フレッシュな状態で次の学習に取り組むことができるようになります。
「まだいける。もっとやりたい。」
と思っていても、
あえて、別のことをすることで、
より、次の時間を効果的に使うことができるのです。
もちろん、逆に、
「疲れた〜」
「もう、やる気が起きないな」
などと、感じることもあるかもしれません。
そんな時も、
別の内容に、やることを変えることで、
意外と、もうひと頑張り、できることがあります。
これは、受験勉強なんかでも、使えるテクニックです。
例えば、まる1日、算数の学習をやるのは大変ですが、
まず算数、次に国語、そして理科、社会、と進めて、
あらためて算数(しかも、先ほどは計算だったところを今度は図形問題)、
(学校の授業の時間割だって、複数の科目がバランスよく散りばめられていますから、毎日5時間、6時間と勉強をすることも、そこまで無理なく進められるのです。)
飽きたら別の科目、というと、
なんだか、大変なことから逃げているようにも感じるかもしれませんが、
それを「逃げ」と表現するのだとしたら、
むしろ、積極的に逃げてくださいね。
と、お伝えしています。
逃げた先でも勉強しているわけですから、
傍目に見たら、それは「逃げ」でもなんでもないのです。
そういう意味では、
同時並行で進められる「やること」を、
いくつか抱えておく、というのは、
むしろ良いことだったりします。
ぜひ、
いろいろなことを、バランスよく取り組むことで、
疲れも最小限に、
たくさんのことを進めていってください。
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