将来の「受験」を考えたときに、小学校低学年のうちに身につけておきたいこと、ベスト1。
本日のアドバンスクラスは「月3クラス」と「お振替」です。
本日のアドバンスクラスはお休みで、
お教室は来週、という人も多いですが、
週末も、着実に学習を進めていきましょう。
やはり大切なのは「家庭学習」の習慣です。
特に、小学生の低学年のうちまでに、
この「家庭学習」の習慣を確立させておけるか、どうかは、
その後の学習を進めていく上でも、非常に大切です。
「低学年のうちは、たくさん遊ばせておきたい。」
というご意見がありますが、
私も、そのご意見に大賛成です。
なぜなら、
「遊び」そのものに、たくさん学習につながる要素があるからです。
ただし、それは、「低学年時は、全く学習をしなくて良い」という意味ではありません。
低学年時から、
たくさんの塾やお教室をハシゴさせることは、しなくても良いかな、というふうに思いますが、
ご家庭での学習習慣づくりは、のちのち「受験」に取り組むことになるのであれば「必須事項」だと考えています。
塾に通わせれば、学力は伸びる?
大半のご家庭が、
将来的にお子さまが「受験」に取り組むことを想定していることかと思います。
この「受験」というのは、
「中学受験」「高校受験」「大学受験」のことを指していますので、
おそらくこのブログにアクセスをされるご家庭のほとんどが、
いずれ「受験」に取り組むことになるのではないでしょうか。
(すでに大学の附属小学校に入学しており、そのまま進学していけるルートがある、という場合でも、進学のためには学習を積み重ねていくことは必要であることを考えれば、進学のための学習も、ある程度は「受験」に準ずると考えて良いでしょう。)
「受験」を考えたときに、
受験がある2年前、3年前くらいから、進学塾に入って勉強することを想定している方も多いかもしれません。
例えば中学校受験を考えたら、
「小学校4年生から(3年生の2月ごろから)、進学塾に通って勉強をしていく」ことをイメージしている方も多いでしょう。
小学校の後半は、塾での学習が大変になるので、
お子さまが低学年の今のうちに遊ばせておきたい。
と考えるのなら、
注意が必要です。
むしろ、
「高学年からの塾での学習が大変になる」からこそ、
中学受験を考える低学年のご家庭にとって、
気をつけておきたいことの第1は、
「ご家庭での学習習慣をつける」ということです。
中学受験のための実績がある進学塾に通わせれば、
受験のための準備ができる、と考えているとすれば、
それは、半分正解で、半分は誤りです。
なぜ、「半分は誤り」と断言できるかというと、
ごくごく、ごく一部の天才的な子を除いて、
大半のお子さまにとっては、
「塾の授業」で学んだ内容を理解し、受験で使えるだけの能力として定着させるためには、
「ご家庭での復習と演習」が必要不可欠だからです。
(「授業」の時間内では、「演習」の時間をとる時間が圧倒的に不足します。)
塾サイドとしても、それは「当然」のことと考えており、
授業の内容はもとより、授業の時間以外で取り組む「宿題教材」が充実しているのが、実績のある進学塾の特長でもあると感じています。
授業の内容を理解することも、もちろんですが、
授業以外の時間で取り組む宿題教材を消化していくことが、
中学受験に取り組む上でのひとつのハードルである、と考えて良いでしょう。
ですから、
高学年となり、中学受験に取り組もうとするタイミングで、
もし、自学自習の土台、基礎ができていなかったら、
中学受験のスタートラインで、つまずいてしまうのです。
家庭学習の習慣は「中学受験をしない」としても、やはり重要です。
あるいは、中学受験をしなかったとしても、
いざ中学進学した後、高校受験に取り組もうとすると、
これも、家庭学習の習慣がついていないと、また大変です。
中学生ともなると、学習に加えて、部活動などの活動も入ってきます。
この時期に、
無理なく、無駄なく学習を積み重ねておく「要領」を身につけておかないと、
「頑張ってるのに、なかなか成績が上がらない」という状況にもなりかねません。
(そもそも、家庭学習を「頑張る」というふうに表現している点にも、ひとつの課題があるのですが。)
ご家庭での学習習慣は、それが「普通のこと」となるように進めていくことが大切です。
家に帰ったら手を洗うように、
ご飯を食べたら歯を磨くように、
「当たり前」の感覚で家庭学習をすること、
そして、その家庭学習をする上の障害がないような家庭環境を作ることができれば、
低学年時の学習面は、まずはオッケーです。
あとは、ぜひ、むしろ、たくさん遊んでほしいです。
学習習慣、という点から見た「遊び」に関する注意点について、
次のブログでも触れていきます。
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