一年の計は元旦にあり。しかし「計画倒れ」とならないために必要な心構えとは。
新年がスタートしました。
今年も、早くも2日が終わろうとしています。
正月の三賀日、いかがお過ごしでしょうか。
元日、2日とが土日と重なった今年のお正月。
1年の中でも滅多にない、授業の全くない週末を過ごしております。
「一年の計は元旦にあり」
新年ほど、世の中全体として、気持ちをリセットしやすい時期はないでしょう。
「これからの1年を、どう過ごそうか」と、
1年間の目標や計画を決めることを、
ぜひ、1年の初めに取り組んでみてください。
そうです。「一年の計」です。
私の実家では、
元日に、家族で「一年の計」を発表し、それを紙に書いて壁に貼る、という文化がありました。
当時の「一年の計」は、それほど凝ったものではなく、
「持久走○位以内」とか、
「期末テスト○点以上」などといった程度のものを、1つずつ決めただけのものでしたが、
この目標を「紙に書いて貼る」というのが、思い返してみると効果的だったと思います。
1年を通して、目標を忘れずにいられたからです。
(本来ならば、その目標を達成するための「詳細な計画」までを煮詰める必要があるのですが、当時は、そこまではやっていませんでした。)
世の中には、「一年の計」を立てない、という方もいることでしょう。
ですが、せっかく新しい年を迎えて、気持ちも前向きになりやすい時期こそ、
「一年の計」を立てるに越したことはないでしょう。
ところが、いざ一年の計を立てたとしても、
立てっぱなしになって、その計画がいつの間にか忘れ去られている、という方も意外と多いのではないでしょうか。
そもそも、
立てた行動計画が、すぐに頓挫する、という場合も少なくないでしょう。
いわゆる「三日坊主」です。
せっかく、気持ちが高まっている元旦に、一年の計を立てても、
即座に、計画倒れとなってしまい、
「結局ダメだった。」と、すぐに元の日常に戻ってしまう、ということもあるでしょう。
「三日坊主」から、計画が「無かったこと」になってしまうのは、理由があります。
立てた行動計画自体に無理がある場合もあるでしょう。
ですが、それがうまくいかなかったからといって、すぐに、目標そのものを放棄してしまう、というのは、
「目標を実現する目的が曖昧」だったり、
「目標を実現したいという思いが薄弱」だったりするからです。
ですから、一年の計は、「目標」を掲げるのが良くて、
そのための、具体的な行動計画は、状況に応じて柔軟に変えていくことも必要、ということです。
ただし、当初の「目標」が曖昧になってしまうと、
行動計画の方は、どんどん中途半端になっていきやすいです。
今年、どうしても達成したい「目標」を決めて、
それを、常に意識できるようにしましょう。
そして、その目標に対して、
今の自分が、しっかり向かえているかどうか、を
定期的に確認をしていくことが大切です。
私自身、昨年を振り返った時に、
年間の計画を立てるだけでなく、振り返りの機会を、さらに増やすことが(時間を有効活用するためには)必要、という気づきがあったため、
今年は、毎週、目標の振り返りと計画の時間をとることにしました。
毎週、年次、月次の目標を踏まえて、計画を立てていく予定です。
「一年の計」を立て終えたみなさんも、
一年の計を立てることで満足せず、
目標や計画に、常に触れられるような工夫をしてみてください。
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