文章を読む力を「劇的に」つける秘訣は、小学校の「宿題」にもあり。
またまた、都内に大雪の予報だそうです。
1月に続き、明日、再び都内に大雪の可能性あり、だそうです。
これは、3連休の初日は「雪だるまづくり」からスタートか!?
などと思ったりもしますが、
浮かれてばかりもいられません。
果たして、明日、どうなるのでしょうか。
皆様、お出かけの際は、温かくしてくれぐれもお気をつけください。
文章を読む「スピード」が速くなるための秘訣をお伝えします。
小学生の皆さんで、
少し難しい、発展的なテストの問題などに取り組んだ際に、
「時間内に全部の問題が解き終えられなかった」
という経験をしたことが、ある人もいることでしょう。
国語の文章読解の問題は、特にそうですが、
算数、理科、社会のテストも例外ではなく、
たくさんの文章を読んでから答える問題は、
「文章を読む速度」が、高得点をとるための「必要条件」となります。
文章を読む速度を早めるためには、どうしたら良いのでしょうか。
速読スクールにでも通えば良いでしょうか。
ひょっとしたら、それがひとつの解決策になるかもしれませんが、
よくある「速読」が、そのまま文章読解力につながるかというと、
決して、そうとは言い切れません。
ある「速読」の方法は、複数行、あるいはページ全体を捉えて、
その中で目に入ってくる情報を「キーフレーズ」として拾っていく読み方で、
いわば「斜め読み」「飛ばし読み」のようなものです。
時間当たりに入ってくる情報量は増えるので、「脳トレ」にはなりますが、
それがイコール読解力につながるわけではありません。
もちろん、「速読」を通して、たくさんの活字に触れる、ということが、
文章読解力を伸ばす「きっかけ」になることもあるでしょうし、
目を使ったトレーニングが「読む力」を伸ばすこともあるでしょう。
ですから、「速読」を練習することも、なしではないです。
ですが、それよりも、
より根本的な「読む力」を伸ばすための方法があります。
それが、
小学生の皆さんが、日々やっているかもしれない「音読」です。
「え、そんなの宿題で嫌というほどやらされてるし。」
というお声が聞こえてきそうですが、
「やらされてる」というのでは、なかなか力にならないという不思議があります。
むしろ「もっとやってやろうじゃないの。」という前向きな、
もとい、前のめりな姿勢が大切です。
「音読」で「速読」をしてみる。
これが、今日のテーマの「結論」です。
ただページをパラパラめくっているだけの「速読」ではなく、
実際に文字を音声にしていく「音読」を、
可能な限り早くおこなう方法で取り組みます。
これで、文章を「なんとなく」読んだ気になって、
実際の内容は理解できていない、ということではなく、
そこに書いてあることを、正確に、もれなく読んでいく力が身につきます。
用意するものは、「教科書」と「キッチンタイマー(あるいはストップウォッチ)」です。
ちょうど今、学校で習っている単元でも良いでしょう。
国語の教科書が適当ですが、
目的は「活字の文章を音読すること」なので、理科や社会の教科書でも構いません。
そうやって考えたら、
必ずしも教科書である必要はないのですが、
だからと言って、コミック本などを音読しても仕方がないので(場合によっては、言葉の言い回しなどが不適切なものも存在するでしょう)、
「何を読めばよいか」に迷ったら、教科書を選んでおくのが無難です。
決めた箇所を、時間を測りながら音読していきます。
できれば、その際、お母さまあるいはお父さまが横にいて、
「読み間違いはないか」
のチェックができると良いです。
読み間違えたところは、必ず指摘をして、読み直してから次に進むようにします。
(こうすることで、漢字を読む力が劇的につく場合もあります。)
あとは、お子さまの競争心をあおる意味でも、
「お父さん(お母さん)と勝負」する形式でやると、盛り上がります。
もちろん、
小学生のお子さまと、大人が本気で勝負をしては、
勝負にならないでしょうから、
大人の側に「ハンデ」をつけます。
例えば、
「お父さんの読んだ時間は2倍(3倍)にする」などです。
これは、実際に一度読んでみて、適当なバランスを考えると良いです。
(親子それぞれの「速読力」と「滑舌」の問題があるので、一概に「大人が何倍」とは決められません。)
また、大人が音読をするときは、
お子さまが、読まれている箇所を「黙読」できるようにします。
(これで、自分で音読をするときの半分以下の時間で、2回目の「読む」ができます。)
大人も、真剣にやるのがポイントです。
それから、
2年生以上の子であれば、
出てきた大人のタイムを「2倍」とか「2.3倍」するための計算を、
自力で(筆算で)やってもらうようにします。
ついでに時間の概念(分・秒)や、計算力も鍛えられます。
1日に読む分量は、
子どもが読んで3分もするような分量であれば充分でしょう。
(他の学習の時間もあるからです。)
要は「継続性」が大事です。
1ヶ月もやってみてください。
明らかに、読む力の「違い」を感じられるようになるはずです。
楽しく取り組めそうであれば、
ぜひ、お子さまと一緒に、「音読」に取り組んでみてください。
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