毎日の学習は、朝?夜?時間別の効果的な学習法

週末が近づいてきています。

 

冬休みを過ごしている小学生の皆さんからしたら、

今日も、明日も「休日」ではあるのでしょうが、

 

そろそろ、1週間のリズム感覚を意識しておくと、

冬休み明けに、スムーズに学校生活をスタートできます。

 

 

学習を含めて、日中の過ごし方を「オン」モードに寄せていきましょう。

 

 

家庭学習は、毎日どの時間帯にやるのが効果的か。

 

毎日の学習は、習慣化して少しずつでも取り組んでいくことで、

着実に学力を積み重ねていくことができます。

 

では、1日の中で、学習に最適な時間帯はあるのでしょうか。

あるいは、時間帯ごとに、効果的な学習法はあるのでしょうか。

 

 

これから、新たに家庭学習の習慣化を目指す方むけに、

家庭学習にオススメのタイミングを書いていきます。

 

 

先に結論:習慣化できることが最優先

 

まず、大前提として言えることは、

習慣化できなければ意味がない、ということです。

 

 

もし仮に、最適な学習時間が「深夜2時半に早起きして取り組むこと」だったとして、

それが可能な人もいるでしょうが、

多くの方にとっては、2時半に早起きすることは難しいでしょう。(少なくとも、私はできない自信があります。)

 

結果として、学習習慣が確立できなければ、

どの時間帯の学習も、「習慣化に失敗した」ということになります。

1ヶ月も経たないうちに、その時間に勉強をしようとしていたことすら忘れてしまうかもしれません。

 

 

ですから、ご家庭の生活リズムや、

必要な睡眠時間朝の覚醒のタイミングによって、

学習に最適な時間帯やタイミングを微調整して決めるようにしてください。

 

すでに、ご家庭での学習が習慣化している方は、

今の習慣が「正解」ということでいいと思います。

 

それを踏まえて、習慣化にオススメの家庭学習のタイミングを書いていきます。

 

 

家庭学習にオススメのタイミング①:朝食後、登校までの5〜15分

 

朝、学校に行くまでの時間は、

まさに、「5分が貴重」という人も多いのではないでしょうか。

 

そのくらい、毎日のルーティンが細かく決められているのが、朝の時間です。

(「朝の5分が貴重」ということは、裏を返せば、朝の時間には、他の時間帯よりも多くのタスクを消化している、ということにもなるでしょう。)

 

できれば、5分でも多く布団で寝ていたいところ。

寒い冬の朝なら、なおさらです。

 

そこを、あえて早起きして、毎日の学習に取り組むことで、

登校の時点で「ひと仕事おえた」という充実感を得られます。

 

朝の学習は、5〜15分くらいが適当です。

 

「計算練習帳」「文章題」なら、1〜3枚に取り組める時間となります。

 

朝は、まだ頭や身体が覚醒しきっていない時間帯でもあります。

「計算練習帳」「文章題」などの基礎学習であれば、

頭のウォーミングアップにもオススメです。

 

 

家庭学習にオススメのタイミング②:下校直後の30〜60分

学校が終わって、帰宅したら、

遊ぶ前に、最優先で学習に取り組みます。

 

目安としては、宿題+練習帳2〜3ページといったところでしょうか。

 

これが終わったら、遊んだり、本を読んだり、好きなことをしていいよ、というルールをご家庭の標準とすると、

学習習慣を無理なく身につけることができます。

 

朝、どうしても起きるのが苦手、という人も、

帰宅後だったら、学習に取り組む時間をとることができるでしょう。

 

 

学校が終わった後、すぐに帰宅せずに学童教室に向かう、という人も多くいます。

学童教室でも、宿題や学習に取り組む時間を設定してくれているところが多いですから、

放課後の学習を、学童教室で完結できている人も少なくはないでしょう。

 

学童教室が、学習習慣の定着に一役かっているところも、あるように思います。

ある意味、かつては家庭内で行われていた学習環境の整備を、学童教室が担っているとも言えるのかもしれません。

 

(とはいえ、週末も学童教室に通うわけではありませんから、ご家庭内でも学習環境を整えておくことは必須です。)

家庭学習にオススメのタイミング③:就寝前の15〜30分

 

寝る前の時間も、決まったルーティンを作りやすい時間帯です。

 

 

低学年における学習のルーティンとしては、「読み聞かせ」を推奨しています。

 

幼少期から、さまざまな日本語表現に触れておくことは、

国語の学習や、ひいては他の教科の学習においても効果的だからです。

 

 

中高生となったら、

この就寝前の時間帯が、記憶系の学習に充てられるようになります。

 

記憶の整理が睡眠時に行われるのであれば、

寝る直前に覚えたことは、より記憶を定着をさせやすいからです。

 

ただし、小学生のうちは、就寝前に、無理に記憶系の学習をする必要はありません。

 

なぜなら、小学生くらいまでは、年齢的にも、「覚えることに苦労する」ということはほとんどないからです。

 

睡眠前の記憶系は、「どんどん記憶をすることが苦手になってきたな」と感じた頃からで良いでしょう。

 

 

 

ご家庭での学習のタイミングを3つご紹介しました。

 

いずれの時間帯においても共有しているのは、

「学習」に対する優先順位を高めることであるように思います。

 

そしてもう一つは、

毎日の習慣とするのは、無理のない最低限の時間・分量でということです。

 

上記に挙げた3つの時間帯とも、

例えば、放課後にお習い事があるような日でも、継続的に実践が可能です。

 

ちょっと何かがあった時に、「今日は、お勉強はお休みで」ということが頻繁にあるようでは、

習慣化をするのになかなか苦労をするでしょう。

 

毎日、どの曜日でも実践可能な分量の学習を、習慣化させるためのお勉強のルールにしていきましょう。

そして、大切なのは、決められた分の学習が終わったら、親は子の学習について口出しをしないこと。

 

プラスアルファの学習は、「自発的学習」だからこそ意味があるからです。

 

 

ご家庭での学習を習慣化させる上で、ぜひ、参考にしてみてください。

 

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投稿者プロフィール

藤田和彦