小学校で習う漢字は、いつまでにどのくらいマスターしておくと良いか
年度末まで、あと1ヶ月半弱あります。
そろそろ、
今の学年で学習した内容の「まとめの学習」に取り組んでいっても良い時期です。
算数で学習した学習の確認ももちろんですが、
もうひとつ、「漢字学習の総復習」も忘れてはなりません。
学年別で習う漢字の数は、
小学1年生…80字
小学2年生…160字
小学3年生…200字
小学4年生…202字
小学5年生…193字
小学6年生…191字
で、
小学校の6年間で習う漢字は全部で1026字です。
(以前の1006字から20字ほど増えています。)
ぜひ、これまでに学習した漢字について、
確実に読めるか、そして書けるかを、
今年度中に、一通り確認してみてください。
もし、中学受験にチャレンジすることを考えた場合、
漢字は確実な得点源となりますので、
早めにできるようにしておいた方が、いざ本格的な受験勉強に乗り出すときにも自信になります。
(国語の問題の5〜10%の得点が約束されている、というのは、国語の得点を安定させるための大きな土台です。)
そのように考えると、
できれば、小学校4年生までに、上記の1026字をマスターしておくのが理想です。
1026字を4年でマスターするとなると、
単純計算で1年あたりで256.5文字ということになりますが、
学習指導要領の1〜4年生の学習量に比例して漢字を学習すると考えると、
1年生…128字(1年生の80字+2年生の48字)
2年生…256字(2年生の112字+3年生の144字)
3年生…320字(3年生の56字+4年生の202字+5年生の62字)
4年生…322字(5年生の131字+6年生の191字)
くらいが適当だということになります。
上記の目安から比べて、学習の進度がやや遅れているな、という場合は、
自力で漢字の学習を進めていくことも、考えても良いでしょう。
(中学受験を考えたら、どのみち6年生の漢字は先取り学習が必須です。)
なお、漢字の「かきかた」は併せて覚えておく。
これも受験を考えた場合になりますが、
曖昧に覚えた漢字は、
6年生になってから、再度の覚え直しを余儀なくされます。
それは、1年生の漢字であっても例外ではありません。
例えば、
「とめ」「はね」「はらい」といった書き方や、
書き順(筆順)について、
曖昧なまま覚えたことにしてしまっていないでしょうか。
こういったことも押さえた上での「得点源としての漢字」となります。
6年生になってから慌てて取り組もうとすると、
あまりの多さに心が折れるかもしれません。
「字をていねいに書く」ことも含めて、
少なくとも、学年相当分の漢字は100点満点を取れるようにしてみてください。
今の学年までの漢字については、
おそらく間違いなく手元にあるであろう「漢字ドリル」の問題部分を一通りやる、というだけでも良いでしょう。
学校の宿題で、半強制的にやらされるのではなく、
自主的にやる、というところがミソです。
それ自体が、
「明らかにクラスメイトとの差がつくための取り組み」だからです。
(「みんなはやっていないかもだけど、自分は、こっそりやっているんだ。」という気持ちが、
隠れた自信につながります。)
「そうは言っても、わが子は、そんなプラスアルファの勉強なんて絶対やらないだろうな」と感じているお父さま、お母さまは、
親子で「一緒にやる」という日を作ってみるのがオススメです。
親子で、一緒にマラソン大会に参加するような感覚でしょうか。
普段、「字を書く」ということから遠ざかっているお父さま、お母さまもいらっしゃるでしょう。
(活字を読んだりメールを打っていたとしても、意外と「書く」となると戸惑うかもしれません。)
さすがに、小学生の漢字を間違えるわけにはいかない、というプレッシャーも、
真剣勝負のための良いスパイスとなるかもしれません。
週末、親子やご家族で「漢字マラソン」、
いかがでしょうか。
ぜひ、機会を作って、楽しみながら取り組んでみてください。
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