「勉強のやり方がわからない」は、小学校低学年のうちから対処する
興味深い記事を見つけました。
『学習方法「分からない」7割 小学生で急増、コロナ禍影響か―東大・ベネッセ調査』
(時事ドットコムニュース 2023年04月12日07時07分 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041100924&g=soc)
記事の内容を一部抜粋します。
小学4年~高校3年を対象にしたアンケート調査で、「上手な勉強の仕方が分からない」と答えた割合が2019年以降増加し、22年は7割近くに上ったことが11日、分かった。
時事ドットコムニュース 2023年04月12日07時07分 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041100924&g=soc
上手な学習方法が分からないと答えた割合は小4~高3全体で19年に57.2%だったのが、22年には67.5%と約10ポイント増加した。高校生は7割前後で変わらなかったが、中学生は8.1ポイント増の68.1%、小学生は18.5ポイント増の61.1%と、学年が下がるほど増加の幅が大きかった。
時事ドットコムニュース 2023年04月12日07時07分 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041100924&g=soc
この数年で、「勉強の方法」を定着させるような学び方ができていない現状があるようです。
学びの習慣、スタイルを作るのは小学校低学年、あるいはその前からなので、
学年が低いほど、社会的な変化による影響を受けやすいのは当然です。
このデータでは調査されていませんが、小学校低学年の児童では、より影響が顕著である可能性もあります。
記事の結びも、リアルな統計であると感じます。
学習方法と学習意欲、学習時間、成績のそれぞれの関連を分析したところ、学習方法の理解が進むと学習意欲も高まる関係にあることも明らかになった。成績との相関関係が一番強いのは学習方法で、成績と学習時間にはかなり弱い相関しか見られなかった。両研究所は「学習時間をやみくもに長くするよりも、学習方法を身に付ける方が成績向上の早道だ」としている。
時事ドットコムニュース 2023年04月12日07時07分 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041100924&g=soc
「長時間学習が、必ずしも良い結果を生まない」というのは、勉強する方法をわかっている人からすると既知の事実ではないでしょうか。
それが、統計的にも示されたということになります。
学び方を身につけるのは「学びはじめ」の時期から。
誤解や批判を恐れずに書きます。
勉強方法を身につけるのは、
中学受験や、高校受験を意識し出す頃からではありません。
その頃から、慌てて学習方法を身につけようとするのは、
「出遅れている」と言わざるをえません。
もちろん、遅すぎるスタートから、
脅威の大逆転を実現する事例は、ないとは言えません。
ですが、それは、あくまでも本人の強靭な意志と頑張りによる成果です。
そうではなく、受験において「目指す」ことすらできなくなってしまう子が、圧倒的多数なはずです。
なにも、受験塾に通う必要はありません。
ですが、低学年時から、学びのスタンスを身につけておくことは、
スムーズな受験を考えるのであれば「必須」と考えて良いでしょう。
(勉強の積み重ね方を理解できていれば、受験準備自体は、2年もあれば充分に対応可能です。)
アドバンスクラスの皆さんとは、
お教室だけでなく、ご家庭での学びを含めて、
「勉強スタイル」を身につけていってもらいたいです。
もし、お勉強のやり方で、お困りのことがあれば、
ぜひ、お気軽にご質問、ご相談ください。
小学校の低学年までに、勉強方法を確立させましょう。
後々、受験対策に本腰を入れ出してからも、半自動的に力をつけていくことが可能となるはずです。
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