国語の文章読解:「記述式問題」のレベル分け3タイプ
本日は、高田馬場でアドバンスクラスでした。
じつに2ヶ月ぶりのお教室でのアドバンスクラスでした。
が、
むしろ、
以前よりも、
学習の姿勢が、「カッコよく」なっている!
黙々と、集中してテキストに取り組む姿に、
感動すらおぼえました。
それもそのはず。
お子さまたちは、
休校期間中も、ご自宅で学習を積み重ねてきました。
その成果が、
久しぶりのお教室でも、目に見える形で現れたのだと、感じています。
難しかった問題も、どんどんクリアしていけるようになると、
ますます、勉強の楽しみが広がっていきますね。
次回のお教室も、
一緒に学習できるのを、楽しみにしています。
国語の文章読解:「記述式問題」の分類
さて今回から、国語の文章問題における、「記述式問題」の解き方について、まとめていきます。
今回は、その前段として、
「記述式問題」を3つのタイプに分けてみます。
ひとくちに「記述式問題」といっても、
その難易度は、それぞれですから、
文章読解に苦手意識を抱えている子は、
いきなり、難易度が高い問題を解こうとして苦戦するよりも、
比較的、答えやすいものから、順番にチャレンジしていくようにすると、
少しずつ、「手応え」を感じていくことができるようになるかもしれません。
一概に、難易度を分類しきることはできませんが、
比較的、易しいタイプと、
難しい問題が多いタイプを、
「答え方の指定」の度合いで分類してみます。
記述式問題タイプ①:「○字で抜き出して答えなさい。」
この「抜き出し」系の問題は、記述式問題の中では、比較的、答えやすい問題が多いです。
なぜならば、
文章中から、設問にあう「○文字」の箇所を探せば良いからです。
「ここかな?」と思ったところの字数を数えて、
指定の文字数の場所があれば、かなりの確率で「正解」だと言えます。
記述式問題タイプ②:「文章中の言葉を使って○字以内で答えなさい。」
この「文章中の言葉を使って」という表記、
どのくらい、文章中の表現を使用すれば良いか、は出題者によってバラツキがあるものの、
基本スタンスでは、文章中の表現を、「ほとんどそのまま」使用して書くことになります。
ほとんど「抜き出し」系の問題ですが、
文章のまとめ方の関係で「完全な抜き出し」ではないため、「文章中の言葉を使って」ということになっています。
これも、答えを作る部品の大部分は課題文の中にありますから、
必要な表記を見つけたら、その言葉を多少「切りはり」することで答えを作成することができます。
記述式問題タイプ③:「○字以内で書きなさい。」(書き方の指定なし)
書き方の指定がない場合は、文章中の言葉(表現)を使わずに、
ある程度は自分の言葉で、内容を説明する必要があります。
比較的、物語文の登場人物の心情を説明する場合などに多い印象です。
なぜなら、物語文において、「悔しい気持ち」といった表現は文章中には存在せず、
その「悔しい」気持ちを、言動(「唇をかんだ」)り、心情描写(「〜〜と思った」)などから読み取る必要があるからです。
自分の言葉で解答できるため、解答の自由度は高まる反面、
「模範解答がどのようなものか」が文章中に明記されていないため、
答え合わせをする際にも、「じゃあ自分の解答は、どのくらい正解なのか」をはっきりさせることが難しいタイプの問題でもあります。
まずは、「解けそうな問題」から優先的に解答していきましょう。
国語の読解が苦手な人(=頭から順番に解いていって、制限時間内に全問解答が間に合わない人)は、
まずは、「解けそうな問題」から順番に解答をしていくのがおすすめです。
具体的には、
①漢字
②選択式問題
と解いて、
次に、③記述式問題の中でも、
「抜き出し」系
「文章中の言葉を使って」系
自由記述系
の順番に、解答をしていくと良いでしょう。
そうすることで、
「時間切れで、解けたはずの問題に手が回らなかった」
という事態を避けることができます。
次回以降も、引き続き「記述式問題」の解き方について、
絶対的に大切は、「記述式問題のお作法」をご紹介します。
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