ご家庭で過ごす1日にも、「学習の習慣」を定着させていきましょう。

連日、トップニュースになっている「新型コロナウイルス感染症」ですが、

 

昨日(2/25)、文科省から、各都道府県の教育委員会に向けて、

「学校で新型コロナウイルスの感染者が認められた場合、

同じ市区町村の感染者のいない学校でも

積極的に臨時休校などを検討するよう」

対応を求める通知文が出されました。

 

事態が収束しない現状において、

今後、学校が休校となるような可能性も、否定できなくなってきました。

 

 

まだ、起こっていないことに対して、過剰に恐れるべきではないですが、

 

いざというときのために、

「もし、学校が休校になったら」ということについては、

今のうちから、対策を検討しておく必要があるかもしれません。

 

 

学級閉鎖などで、平日に学校がお休みになった時に、

もしお子さまが、一日中、ゲームやテレビ、YouTubeを観ながら過ごしているとしたら、

 

おそらく、連日の休校となったとしても、

日中、同じような過ごし方をすることになるかもしれません。

 

 

もちろん、この事態が早期に収束することを願うばかりですが、

 

この現状から、少しでもプラスの価値を生み出せるとすれば、

休校を想定して、ご家庭での学習の仕組みを整えることを、目指すことではないかも、思います。

 

 

学びの習慣を整えるために、ご家庭でルールを決めていくことも有効かもしれません。

 

たとえば、

 

・1日のテレビやゲームの時間を決めておく

 

・毎日取り組む、学習教材を決めておく

 

・休日に、学習する時間を決めておく(たとえば週末でも午前中は学習の時間とする、など)

 

日頃から、親子が納得できる最低ラインの基準を作っておいて、

新しい学習の習慣を作ることにチャレンジしてみましょう。

 

 

ここで、大切なのは、

決められた基準を達成できていたら、

「それ以上は、要求しない」ということです。

 

自身の小学生時代を振り返ってみても、

「テレビ・ゲームは30分」

「毎日1ページのドリル学習」

「宿題が終わるまでは遊びに行かない」

などのルールがありましたが、

逆にそれ以上のことを要求されることは、ありませんでした。

(そのため「勉強しなさい」と言われることも、無かったように思います。)

 

一度に、たくさんのルールを決めるのは難しいかもしれませんが、

お子さまが自力で学習を進めていけるようになるためにも、

ご家庭の中で、学習に関するルールを作っておくことが役に立つような気がします。

 

それが、今回の新型肺炎への対応に向けた準備、となるだけでなく、

中長期的に見ても、学習が無理なく積み上がっていくための「習慣づくり」になるはずです。

 

 

繰り返しになりますが、

新型肺炎の拡大が、一刻も早く収束に向かうこと、

そして、ふたたび、感染症に不安を感じることのない日々が訪れることを、心から、願っています。

 

感染症の拡大を、過剰に恐れることなく、

今、できる予防と対策に、力を入れて参りましょう。

 

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藤田和彦