わかりやすい例え話をするためにも!「似ているところ探しゲーム」で遊んでみましょう。

8月が、「下旬」に入ろうとしています。

 

ツクツクボウシの鳴き声からも、

夏の終わりを感じられますね。

 

 

「わかりやすい」話には「例え話」が効果的。

 

話をするときに、聞き手の理解を助けるためのポイントがあります。

 

 

その一つが、「例え話」です。

 

新しい情報を、相手が知っているものやことに例えることで、

より明確にイメージをしてもらうことが可能になります。

 

 

例えば、

「たくさんの宿題」を、

 

山のようにたくさんの宿題」と表現することで、

 

「山=大きなもの」というイメージと結びついて、

より、宿題の量が強調されます。

(もちろん、宿題が山と同じようにあるはずはなく、これは一種の誇張表現なのですが。)

 

 

ちなみに、

「〜のように」「〜みたいな」といった表現を使って、何かを例えること(=比喩)は

「直喩」と呼ばれる表現のテクニックで、

「詩」の読解問題でも聞かれたりしますね。

 

 

あるいは、「〜のように」といった言葉を使わない比喩表現もあります。

 

「電車のドアが開いたら、乗客の波が押し寄せてきた」

といった情景は、

朝の通勤・通学時の駅のホームのお決まりの光景でした。

(この社会情勢下で、かつてよりはそんな光景も穏やかになっているでしょうが。)

 

この「乗客の波」という表現が、

水ではない「乗客(人)」を「波」に例えていますが、

海の波(あるいは「波の出るプール」など)を体感している人は、

「あー、わかるわかる、似てるよね。」

と感じるかもしれません。

 

これは、「直喩」に対して「隠喩」と呼ばれるテクニックです。

 

 

いずれにしても、

話をするときに、何かに「例える」ということは、

より具体的なイメージを、一緒に伝えることができ、

「わかりやすい」話となることが多いです。

 

 

「寓話」も、一種の「例え話」です。

 

比喩表現だけでなく、

「物語」も、例え話として使うことができます。

 

例えば、

お子さまの安全を守るための「ブザー」がありますが、

これを鳴らすのは「いざという時」であって、

常日頃から音を出すものではありません。

 

日常的に、防犯ブザーを鳴らして遊ぶいたずらっ子に対して、

「おふざけで鳴らしてはいけませんよ。」と伝える、その理由を、

具体的なエピソードとともに伝えられるのが、

 

『オオカミ少年』

のお話です。

 

 

何もない時から、防犯ブザーを鳴らす、ということが、

「オオカミが来たぞー!」と叫ぶ少年と同じだとしたら?

 

少年は、本当にオオカミが来たときに、誰にも助けてもらえませんでしたが、

自分には、どのような事態につながるでしょうか。

 

その答えを、直接的に教えることよりも、

聞き手は、より主体的に思考をはたらかせ、伝えたい結果をイメージしてくれるかもしれません。

 

 

このように、

何かを伝えるときに、「例え(話)」を活用することは効果的です。

 

では、そういった「例える」力を身につけるためには、どうしたら良いでしょうか。

 

 

「例える」力を身につけるためには、関連しないことがらの「共通項」を抽出し、結びつけるのが鍵。

 

比喩表現や例え話が、面白かったり効果的なのは、

 

あまり関係がなさそうな別々のものごとを、

「似ている点」をとって結びつけるからであるように思えます。

 

 

前出の例で言うと、

 

「宿題」と「山」は、その「大きさ(物理的な質量)」が、

 

「電車から出てくる乗客」と「波」は、その「多さ」や「勢い」が、

 

「防犯ブザーを鳴らす子」と「オオカミ少年」は、「何もないときに人々を心配させたことで、周囲からの信頼を失っている(かもしれない)」点が、

 

それぞれ共通しています。

 

実際に似通ったものだけではなく、

異なる事柄の、「共通している点」を結びつけることができると、

例え話や比喩表現を自由に使うことができるようになりそうです。

 

 

共通項を見つけだす力もつけられる「似ているところさがしゲーム」をしてみるとよいでしょう。

 

まったく関連のなさそうな「2つのもの」を使って、

その2つの「似ているところ」を探します。

 

 

完璧な正解がある、ということではなく、

発想を柔軟にするための「頭の体操」くらいに思って取り組んでみるとよいでしょう。

 

 

例えば、

 

「自動車」と「シャープペンシル」

だと、どんな似たところがあるでしょうか。

 

 

 

一例として、

・人が扱う「道具」である点

・自動車は道路の上を、シャープペンシルはノートの上を「走る」ところ

などが挙げられるでしょうか。

 

もっと、他にも面白い共通点が見つかるかもしれませんね。

 

 

せっかくなので、もうひとつ、考えてみましょう。

 

できる限り、共通項がなさそうな2つだと、「上級編」で面白いのですが、

 

では、

「スイカ」と「ネズミ」

なんかは、いかがでしょうか。

 

 

スイカは、「緑(と黒)色(ないしは赤色)」で「大きい」「野菜」

ネズミは、「灰色」で「小さい」「動物」

 

なかなか、共通項が見つからないかもしれません。

 

 

私が最初に思いついたのは、

・「子だくさん」なところ

でした。

 

スイカの「種」を「子ども」と表現するのは、ちょっと無理があるかもしれませんが、

 

どんどん子どもが増えていくネズミと、

たくさんの種があるスイカのイメージを、

心の中に思い浮かべてくれた方も、いるかもしれません。

 

 

もっと、簡単かつ明確な「似ているところ」もあって、

それは、「スイカ」も「ネズミ」も「3文字の言葉」であることですね。

 

思いついたら「なぁ〜んだ」とも思えますが、

まさに「コロンブスの卵」です。

 

色々な「発想の引き出し」を身につけることも、頭の柔軟性を高めるための秘訣です。

 

 

このように、

「正解」がひとつに決まっていないのも、このゲームの特徴です。

 

 

ご家族で、

あるいはお友達同士で、

「あっ!面白いこと思いついた!

とか、

「いやー、それはちょっと上手くないでしょ。」

などと、ワイワイ盛り上がることで、

楽しみながら「例える力」を身につけていってください。

 

 

 

この「似ているところ探し」ですが、「例え話」が上手くなるよりも、さらに役立つ効果があります。

 

それが、

昨今の学校教育でも挑戦されていっている、

「科目横断的な学び」の力を、より高める、という効果です。

 

別の教科書の、

全く違う単元の学びをしている中でも、

「あ、これって、〇〇の教科の△△の部分と似ているな。」

というふうに感じることがあるかもしれません。

 

そのとき、脳の中では、

・新しい学習内容を、知識として定着させていく

ことと、

・以前学習した△△の内容の理解を再構築したり、その知識を「活用」して新しいことを学ぶ

ことが、

同時に行われているのです。

 

 

学習効果を高めるには「復習」の頻度が重要なのですが、

 

こうやって、全く違う科目の学習をするときですら、

「復習」の1つの機会とすることができると、

さらに、学習の効率が加速します。

 

同じ科目の、似ている部分について「共通項」を取り出し、

知識を「体系化」できることが、学習において効果的であることは、

言わずもがな、です。

 

 

伝える力だけでなく、学ぶ力も高めてくれる「似ているところ探し」ゲーム、

ぜひ、ご家族やお友達と一緒に、楽しみながら取り組んでみてください。

 

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