これで差がつく!参考書やドリルへの取り組み方

気がつけば、3月も折り返しです。

 

もうすぐ、新年度となることを、ひしひしと感じる昨今、

道路の脇には、早咲きの桜が満開になっているところもありました。

 

新年度に向けて、新しい学年への気持ちを、少しずつ作っていくことが大切です。

今の学年のうちに、できるようになっておきたいことは、ありますか?

 

目標を持って、新年度までの日々を過ごしていきましょう。

 

 

漢字ドリルなどの問題集の取り組み方。

 

年度終わりに、ご家庭で今の学年のドリルに取り組んでいるお子さまも、多いことでしょう。

 

一斉休校を受けて、急いでドリルを買い足した、という方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

そんな、ドリルへの取り組み方について、

オススメの取り組み方をご紹介します。

 

 

ドリルの問題番号の近くにある「□」はどう使うの?

 

漢字ドリルや、一問一答形式の問題集の中には、

問題番号のそばに、「□」のボックスがあるものがあります。

 

問題集に取り組む際に、

この「□」を活用しているでしょうか?

 

そして、この「□」を、どのように活用していますか?

 

 

問題集の「□」を、ただのチェックボックスとして使うのは、ちょっともったいない。

 

問題集にある「□」は、

その問題に正解できたか、間違えてしまったかを、記録するために使うことができます。

 

そのように書くと、

「なるほど、正解した問題に☑︎をつけるんだな。」

と、思う方も多いかもしれません。

 

正解した問題にチェックをつければ、

チェックがついていない問題について、再び復習することができますから、

この、□のボックスを活用しない手はありません。

 

問題集は、間違えてしまった問題、理解が曖昧な問題を2巡、3巡と繰り返し取り組むものですから、

そのように、間違えた問題をわかりやすくすることは、非常に重要です。

 

 

ですが、この□を、ただのチェックボックスとして使うのは、少しだけもったいないです。

 

ならば、どのように使えば良いのでしょうか。

 

今回は、私自身が学生時代に取り組んでいた参考書の問題の取り組み方をもとに、

効果的な「□」の活用の方法をご紹介します。

 

 

問題集の「□」は、問題に間違えるたびに形を変えていく。

 

問題集や参考書、ドリルにある「□」の使い方ですが、

基本的には、「間違えた問題をわかりやすくするもの」という扱い方は変わりません。

 

ですが、「間違えた問題に、1回だけやり直しをする」というだけでは、問題集の使い方としては不十分です。

 

そこで、「□」のボックスを、複数回の解き直しに対応できるようにルールを決めて活用します。

 

たとえば、

①1回目に取り組んで間違えた問題→□の右上から左下へ斜線を引く

②1回目に間違えた問題の解き直しをして、再び間違えた問題→斜線の右下半分を黒く塗る

③2回間違えた問題の解き直しをして、三たび間違えた問題→□の左上側も黒く塗る

 

と、このようにすると、同じ問題集について、間違えた問題については3回は取り組めるのと、

何回、間違えたか(何回目のやり直しで正解できたか)」が、一目瞭然となります。

 

こうすることで、「やり直しの必要があるもの」と「正解できたもの」を見分けるだけでなく、

その問題を「何回目に正解できたか」も、すぐにわかるようになります。

 

そうすることで、自分の苦手の傾向を掴んだり、

短い時間で取り組む復習や見直しの際に、よく間違えた問題から、効果的に確認をすることができます。

 

基本的には、3巡もすれば、たいていの問題は正解できるところまでいくと思いますが、

何度かやり直しても、なかなか正解できない問題が多いようなものも、あるかもしれません。

 

そういう場合は、「7巡コース」のチェックの付け方もあります。

6回までは間違えても区別できるチェックボックスの使い方

問題集は「繰り返し取り組む」ということを前提に、取り組んでみてください。

 

課題となっている問題集に3巡ずつでも取り組むことができれば、

明らかに、力がついていることを実感するはずです。

 

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藤田和彦