テストは、家に帰ってからがむしろ「本番」です。

昨日は、四谷大塚さん主催の全国小学生統一テストが実施されました。

 

アドバンスクラスでも、高田馬場にて試験会場を運営し、

受験を希望した生徒のみなさんが、一斉にテストに取り組みました。

 

 

普段とは違う「テスト」の時間だからこそ、

いつも以上の緊張感をもって、良い学習の時間になったのではないでしょうか。

 

 

昨日、テストを受験した皆様は、もう、答え合わせと復習は済んだでしょうか?

 

「テストは、復習が命ですから、必ず復習してくださいね。」

と言われた100名のうち、100名全員が復習をするわけではありません。

 

ある調査によると、

このようなテストを実施した際に、1日以内に復習をする人は、

100人中のわずか3人だそうです。

 

では、残りの97人は、というと、

 

10人は、テストが返ってきた頃に、なんだかんだで復習をする。

27人は、そもそも復習そのものを否定する(「もうテストは終わったんだから復習しても意味ないじゃん」)。

そして、60人は、「復習しよう」と思う

のだそうです。

 

 

テストのみならず、勉強の定着の秘訣は、「すぐに復習すること」であることは、

いろいろなところで実証されています。

 

その効果を体感したかったら、

騙されたと思って、テストというテストが終わるごとに答え合わせと復習をするようにしていれば、

数ヶ月もしないで、「答え」が出るでしょう。

 

 

それにも関わらず、

すぐに復習をする、という人は、ごくわずかだそうですから、

同じ学年でも、学習の「できる」「できない」に、どんどん差がついてくることも、うなずけます。

 

 

上記の100人の中で、

すぐに復習をする3人は、やはり学習の「キモ」を抑えていますから、着実に学力をつけていくでしょう。

 

そのうち復習をする10人も、それなりの成果を上げていくでしょうし、

勉強は「(どちらかと言うと)得意」だという方でしょうから、日常学習も、スムーズに進んでいっているはずです。

 

反対に、「復習しない」と決めている27人は、それはそれで良いでしょう。

さまざまな「価値観」はあっていいと思いますから、

誰もが「勉強すべき」とも、「テストで優秀な成績を修めなければならない」とも思っていません。(できた方が楽しいんだけどね、とは思いますが。)

 

問題は、「復習しよう」と思った60人にあります。

この60人は、「勉強できた方がいいに決まっている。」と思っていて、

さらに、「テストの後に復習した方が良い」ということも知っていて、

「復習しよう。」と思っているのです。

 

思っているのです。

 

でも実際は、というと、

「思った」だけで、結局のところ、復習はしていないのです。

「思った」だけですから、何ひとつ力がつくわけではないのです。

 

「テスト」を、単なる「現在地の確認」の機会として消費するだけで、

その「現在地」がわかったところで、

「もっと勉強しよう」と思うのがオチです。

 

同じことを、テストのたびに繰り返しているようでは、

はっきりとした成果が出るまでには、たくさんの時間が必要でしょう。

 

学習の成果をよりハッキリと出したいなら、

今まで通りのパターンではいけません。

「テスト」後の対応からでも、明確な「変化」を目指す必要があります。

 

すでに、復習をしている3%の方は、次に何をすれば良いか、もう判っているはずです。

まだ、復習をできていない人は、せめて10%の「復習する人」になることを目指しましょう。

このブログを読んで、「そうだよなー、やらなきゃだよな。」と思うことは、まったくの無意味ですので、

今すぐこの画面を閉じて、「解答・解説」を開いてみてくださいね。

 

 

大きな「テスト」は、学生の皆さんからしたら「非日常」です。

「非日常」は、「日常」のなかに埋もれていけば、いつの間にか忘れ去られてしまいます。

 

「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、

「テストも、早いうちに復習」です。

 

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藤田和彦