夏休みの延長で増えた「自由」な時間を使いこなしましょう。
新学期のスタートが、各地で後ろ倒しになっているようです。
前回のブログでも触れた通り、
各地で、小学校の休校が決まり、
夏休みが延長となっているところが多いようです。
突然の決定に、戸惑った保護者の皆様も多かったのではないでしょうか。
夏休みが延長して、
学校のお友達に会えなくて寂しい思いをしている子もいるでしょうし、
自由に過ごせる時間が増えて喜んでいる子もいるでしょう。
ただやはり大事なのは、
登校がスタートしなくても、
「2学期が、始まった」という感覚で過ごせるかどうか、です。
今後、休校期間が延長する可能性もありますが、
その場合も、
「平日は、学校の時間割どおりに過ごす」ようにすることがオススメです。
算数の時間は、
計算練習帳や文章題など、アドバンスクラスの宿題に取り組んでみたり、
国語の時間は、
漢字練習帳に取り組んだり、読書の時間にしてみたり、
図工の時間には好きな絵を描いてみるのもいいですし、
体育の時間は、
できる範囲で、ご自宅で運動をしてみるのもいいでしょう。
「自由」の取り扱いは、難しい。
「自由」というのは、何でもできて良いですが、
「何もしない」ことも、自由の名の下に許されます。
「何もしない」を、自分の意思で選択しているのであれば、それもよいですが、
「結果的に何もしなかった」という場合、これでは「自由」を扱いきれているとは言えません。
「自由」というものは、
その可能性が無限大にあるだけに、
取り扱うのにも「技術」が必要です。
年齢を重ねるにつれて、
「自由」を扱う能力は高くなっていくでしょうが、
だからと言って、それは放っておけば自然に身につくようなものでもありません。
ですから、
「自由」を使いこなすための「トレーニング」が必要です。
そして、「自由」を使いこなすための「トレーニング」とは、
自らの意思によって、自分を「不自由」にする、というところから始まります。
「自由」を使いこなすために、「不自由」になる。
なんだか、よくわかりませんが、
「1日の過ごし方を、自分で決めて、その決定に従ってみる。」
と言い換えると、
つまりはどういうことかが、少しは想像できるかもしれません。
大切なのは、
「今日、どうやって過ごすか」を、自分で決めることです。
その上で、その決定にしたがって生活するのです。
誰かに「ああしなさい」「こうしなさい」と言われなくても、
自分で、「こうする」と決めて、その決定にしたがうことができることは、
「自由」であると言えるでしょう。
そういう意味では、
「学校の時間割に沿って生活する」というのも、
「お父さんやお母さんに言われたから、そうするしかない。」というのではなく、
自分の意思で「そうする」と決めることが大切です。
私は、ブログで「オススメです」と紹介はしましたが、
同じことをアドバンスクラスで「そうしなさい」言っているわけでもなければ、
後日、「どう?ちゃんとやってる?」と確認をするわけでもありません。
夏休みが延長されたとしても、
どのように過ごすかを決めるのは、皆さん一人ひとりですから、
私の意見は、「こういう考え方もあるよ」という、いちアイデアとしてご紹介できたらと思っています。
アドバンスクラスの皆さんは、
小学校1年生であっても、
お教室のスタート前から、自然と学習を進めていますし、
休憩時間にも、学習を進めている子もいます。
どちらも、お教室の大人は「そうしなさい」とは一度も言っていません。
早めにお教室に来た子に「先に勉強を始めちゃってもいいですよ。」と言ったり、
休憩時間に「次の勉強やっていい?」と聞かれたから、「いいよ」と答えているだけで、
そうすることを「すばらしい」と褒め称えたり、なんとなくそうなるように誘導したりということは一切していないつもりです。
そんな光景を見ていますから、
アドバンスクラスに通っている皆さんは、
きっと、この休校措置に対しても、
うまい具合に「自由」を使いこなせてるんじゃないかな、
などと思っています。
今週末は、アドバンスクラスはお休みですが、
ぜひ、8月最後の週末、
学びも、遊びも、
思う存分にデザインしていってください。
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