夕食時、どうやって過ごしていますか。

今日は、ご家庭での「学びの習慣」に焦点を当ててみます。

 

「習慣」というのは、

普段から、それが「当たり前」になっているようなことであり、

ともすれば、無意識的におこなっていることも多いかもしれません。

 

 

毎日、当たり前のように繰り返されている日常の1コマ。

 

そこに「習慣」というものがあります。

 

 

今日は、そんな日常生活の「習慣」についてです。

 

 

夕食は、どうやって過ごしていますか。

 

皆さんも、毎晩、夕食を食べているかと思います。

 

そんな夕食時、どのように過ごしているでしょうか。

 

 

黙々と、お料理に集中する「フレンチレストラン形式」も、時と場合によっては必要ですが、

(もっとも、昨今の社会情勢においては、外食の際は、いずれもそのようなマナーが求められるようになっておりますが)

 

やはり、食卓は、

親子で囲む「一家団欒(だんらん)」の1コマであると良いのではないか、と考えています。

 

 

たとえ平日は、お父さん、あるいはお母さんのお仕事が夜遅く、一緒に夕食を食べられないとしても、

週に1回は、「家族で夕食を一緒に食べる」機会があるのが理想です。

 

 

なぜならば、

そんな「親子での食卓」こそ、

さまざまな「会話」が生まれる場であるからです。

 

 

それは、「学校でどんなことがあったの?」といった日常の話題であったり、

 

あるいは、

食卓での何気ない会話から

学びにつながるきっかけになることもあるでしょう。

 

学校でお勉強してきた内容を、食卓で話すことが、

効果的な「復習」になったりすることがありますし、

食卓の会話の中から、新たな「なぜ?」が生まれ、そこから学びが深まることもあります。

 

色々な「お勉強クイズ」が飛び出すのも、

食卓の場ならではかもしれません。

 

 

親子での「学びの場」として、

例えば「宿題を見る」ことと同等かそれ以上に重要な機会にもなりうるのが、

この「夕食の食卓」だったりもします。

 

 

アドバンスクラスでご一緒している皆様は、

きっと、それぞれの「夕食」の過ごし方を、意図的に企画されているご家庭も多いのではないかと感じています。

 

 

 

反対に、

夕食どきの過ごし方として、特に気になるのが、

 

「テレビをつけっぱなしにして夕食を摂る」という場合です。

 

 

もちろん、テレビ番組だって、

家庭内に、新しい学びのための話題を提供してくれるかもしれませんが、

逆に、強制的に話題を決めてしまうのが、良くも悪くもテレビの「力」でもあります。

 

 

テレビをBGMがわりにつけていて、

それに関係なく会話は会話でしているよ、というご家庭もあるかもしれませんが、

 

会話をしながら、テレビの音声が無視できない、という人もいるはずで、

かくいう私自身が、そのタイプです。

 

それが「一点集中型」の特徴なのか、

あるいは「マルチタスク型」の特徴なのかは判断がつきませんが、

 

少なくとも私の場合、

深く思考を働かせたいと思った時には、

テレビからの情報は、「ノイズ」になります。

 

(当然、テレビ番組も、視聴者をひきつけるための工夫を凝らしているわけですから、意識がテレビに向くのはある意味では必然かもしれません。)

 

 

ただ、先述の通り、

食卓というのは、「家族での大事な会話をする場」というのが、私個人の考え方です。

それは、親子での学びを考えた上でも重要だと考えています。

 

そうすると、食事をしながら「テレビを見る」というのは、ちょっとどうかな、と思ってしまうのです。

 

 

核家族化から、単身世帯が標準ともなってきている世の中ですから、

親子で食卓を囲むことも、

「期間限定」であることも十分にありうるわけです。

 

 

学びの習慣としても、

あるいは、そうでなくとも、

ご家族での食事の時間は、

貴重な時間です。

 

 

親子での学びや、「一家団欒」の時間として、

夕食の時間を活用してみてください。

 

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藤田和彦