計算能力は、「使いこなす」ことで真価を発揮する。

今回は、取り急ぎ、

前回のブログにて出題した問題について、

その解答と解説をまとめます。

 

まだ、問題について見ていない、という方は、

ひとつ前の記事から、問題をご確認いただいた上で、先を読み進めていただけたらと思います。

 

 

 

問題)数字が、ある決まりにしたがって並んでいます。□に、適当な数字を入れていってください。

 

 

解説)

この「ある決まり」は、「数字が、同じ数ずつ増えたり減ったりする」という決まりでした。

以下が、問題の答えです。

 

レベル1

①1ー□ー3ー4ー□ー6ー□

答1ーー3ー4ーー6ー(1つずつ増える)

 

②9ー8ー□ー6ー□ー4ー□

答9ー8ーー6ーー4ー(1つずつ減る)

 

レベル2

③14ー□ー16ー17ー□ー19ー□

答14ー15ー16ー17ー18ー19ー20(1つずつ増える)

 

④15ー□ー13ー12ー□ー10ー□

答15ー14ー13ー12ー11ー10ー(1つずつ減る)

 

レベル3

⑤48ー49ー□ー51ー□ー□ー54

答48ー49ー50ー51ー5253ー54(1つずつ増える)

 

⑥81ー80ー□ー78ー□ー□ー75

答81ー80ー79ー78ー7776ー75(1つずつ減る)

 

レベル4

⑦25ー27ー□ー31ー□ー35ー□

答25ー27ー29ー31ー33ー35ー37(2つずつ増える)

 

⑧□ー□ー81ー78ー□ー□ー69

8784ー81ー78ー7572ー69(3つずつ減る)

※「81ー78」の部分で、数が3つ減っていることを確かめます。その上で、「75ー72ー」と数字を入れていったところで、次の「69」も3つずつ減るルールを満たしていることを確認します。

 

レベル5

⑨66ー□ー□ー78ー□ー□ー90

答66ー7074ー78ー8286ー90(4つずつ増える)

※「なんとなく、このくらいずつ増えるかな」という感覚で数字を入れていくのは、「スマートな解き方」とは言えません。

66から、78になるまでに「数が3回増える」ということを確認します。

66から78までは、「78ー66=12」で、数は12だけ増えています。

数が3回増えて、全部で12増えているので、

「12÷3=4」で、1回に増える数は4つずつ、ということがわかります。

あとは、順番に数を足していくだけです。

 

⑩87ー□ー□ー□ー□ー□ー51

答87ー8175696357ー51(6つずつ減る)

※これも、⑨と同じように、「数が6回減っている」ことと、減った数が「87ー51=36」であることから、

1回あたりに減る数は「36÷6=6」であることがわかります。

あとは、順番に数を引いていくだけです。

 

 

 

レベル5の問題は、わり算を使うとシンプルに解くことができるのですが、

小学校の低学年のお子さまは、さすがに難しかったかもしれません。

 

また、小学校や計算教室で「割り算」の計算がスムーズにできていても、

このような問題の際に、マスターしている計算方法をうまく使えるか、どうかがポイントになってきます。

 

 

繰り返し学習で計算力がついているお子さまは、

計算を使いこなす「考え方」や「発想力」を身につけたら「鬼に金棒」です。

 

同じ「算数」の中でも、

「何が、自分にとって得意で、どこが課題なのか」

を、

把握していきながら、学習を積み重ねていきましょう。

 

 

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