都内でも、「皆既月食」をじっくり観察できました。

今夜は「皆既月食」の夜でした。

 

都内は、天候にも恵まれたため、

じっくり月食を観察できた方も、多かったのではないでしょうか。

 

「月食」の理屈やメカニズムを知っていても、

知識だけで「知っている」のと、それを実際に見て、体感するのとでは、

その理解の深さに違いが出てくるのではないでしょうか。

 

 

夕飯時と重なってしまったのは少し残念ではありましたが、

それでも、寝る時間になる前の時期に月食を観察できた今回の機会は、

小学生の皆さんにとっても貴重な機会だったはずです。

 

 

今年度の中学入試では、

「月食」を含める天体の問題の出題が、ちょっとだけ増えるかもしれないな、

などと思いつつ、

私も、欠けていく月の様子を観察していました。

 

 

あらためて、

満ち欠けをしていても、月は「常にそこにある」ということを考えました。

 

 

本当は、そこに有るにもかかわらず、見えなくなっているもの。

見え方によって、実際とは違ったものとして認識しているもの。

 

もしかしたら、

そんなものは、身近にも存在しているかもしれません。

 

 

たまには、空を見上げて、

そんなことを、ぼんやり考えるのもいいな、と思った月食の夜でした。

 

 

みなさんから見た月食は、いかがだったでしょうか。

ぜひ、お教室で、皆さんが見た月食についても、教えてください。

 

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藤田和彦