やはり大切なのは、基本的な生活習慣。
9月がスタートしました。
日中も、少しずつ過ごしやすくなってきたような気がします。
暑さも和らぎ、ここから、毎日の活動が、よりスムーズになっていく時季です。
そういう時こそ、
やはり、基本の「早寝・早起き・朝ごはん」です。
朝から、しっかりと日の光を浴びて、
朝ごはんをしっかり食べてから、脳の状態を活動モードに切り替えていきましょう。
基本的な生活習慣は、小さい頃に身につけた方が良いです。
幼児期・学童期のお子さまを持つご家庭に、話を聞いていると、
「(お子さまが)夜遅くまで、起きている」
という話を聞くことが、結構多いです。
特に、
夜遅くまでテレビやYouTubeの動画を見ている、
というパターンが多いようです。
(最近は、YouTubeをテレビの大画面に映して見ている、というお話も、よく聞きます。)
お子さまの健全な成長や、能力開発について特に関心が無いなら、
就寝時刻が遅くても、
睡眠時間が短くても、
無制限にゲームやYouTubeを見ていても、
特に気にすることはないのかもしれません。
ですが、これらのことを「野放し」にしておきながら、
それでも「受験」については、ある程度の結果を求めようとしたり、
お子さまの成績について、あれこれ気を揉む、
といったケースも、ままあるように思います。
もちろん、
「早寝早起き」をしている子が、全員「秀才」になるとは限りませんし、
「ゲーム三昧・YouTube三昧」のお子さまの中にも、成績優秀な子もいることでしょう。
ですが、全体の「傾向」としては、生活習慣と学習面の相関関係は、確かにあるはずです。
「わが子には、自由にやりたいことを選択させたい。」
と考えるお父さま・お母さまもいらっしゃることでしょう。
ただ、多くの場合、その「やりたいこと」は、
少ないレパートリーの中から選択された「手近な娯楽」でしかないことが、多いようです。
私自身もそうなので、偉そうなことは何一つ言えないのですが、
人間「やりたいこと」を求められても、
これまでに経験したことや、持っている知識の中からしか、「やりたいこと」を選択できません。
ですから、
知識や情報が少ない中で、「やりたいこと」を問うのは、
実は、かなり乱暴なことなのではないか、とも思っています。
子どもの時には、「やりたいこと」を求めるより先に、
(人生100年時代を生きていくための)基本的な生活習慣を身につけることが、まずは重要です。
基本的な生活習慣の中には、
「早寝・早起き・朝ごはん」も含まれますし、
「学習」に対する意識や取り組み方や習慣も含まれます。
夜更かし組に、このようなお話をすると、
「そんなことまで、いちいち言われたくないよ。」という声が上がるかもしれませんが、
ゲーム・YouTube・夜更かしをしている人がいる一方で、
早寝・早起き・朝ごはんと日々の学習をルーティンにしている人も、確かに存在しています。
こと「受験」に限らずですが、
たとえ、日々の生活がメチャクチャになっていたとしても、
そういった「基本」を押さえている人とも、
同じ土俵で、同じルールで勝負をすることになるのが、「事実」です。
逆に言えば、
基本的な生活習慣を整えて、
毎日のリズムを作ることができたら、
「あれ、こんなに簡単なものだっけ?」というくらい、
面白いくらい、いろいろなことが上手くいきだすかもしれません。
私自身、学生時代は、「寝る子は育つ」を通してきたので、
反対に、どこかで、「手を抜いている」「やり切っていないのではないか」という負い目みたいなものがありました。
そこで、大学を卒業してから、一念発起して、
いざ、「短時間睡眠で、日中の活動時間を増やそう。」
と、「頑張って」みたものの、
「寝食を忘れる」ような生活は、はっきり言って「不毛」だということが、身をもってわかりました。
今は、1周まわって「早寝・早起き・朝ごはん」を心がける生活です。
そうした生活に戻れたのも、
幼少期に、基本的な生活リズムを身につけさせてもらえたからだと感じています。
「早寝・早起き・朝ごはん」は、
極端な話、生まれた時から、ずっと意識して取り組むのがベストです。
(もちろん、乳児期の生活リズムは、その通りにはなりませんが、気持ちの上で、「1日のリズム」を整えることは必須です。)
確実に言えるのは、生活リズムを整えだすのは、1日でも早い方が良い、ということです。
たとえば、
小学1年生に「早寝・早起き・朝ごはん」を習慣づけさせるのと、
高校3年生に、同じことをしようとするのでは、
そのための労力に、大きな差があります。
生活リズムを整えようと考えた時に、
家の中に、「消灯時間」があるのは自然なことですし、
ある時間からは、電子機器は手放すようにした方が、良いでしょう。
また、お子さまとも、合わせてそうした価値観を共有していくことが大切です。
ぜひ、ご家庭の中でも、
まずは、「早寝・早起き・朝ごはん」から、
基本的な生活リズムを作っていってみてください。
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