算数の文章題、問題文を正しく読んで理解できていますか?

明日から、週末です。

 

2月の1週目も週末へと入ります。

 

第1週の「アドバンスクラス」も、

お教室で、元気に、集中して、学習をしましょう。

 

 

今週末のテーマは「姿勢」です。

 

椅子に座るときの「姿勢」、

 

問題に、ていねいに取り組む「姿勢」、

 

積極的に次の学習に進んでいく「姿勢」、

 

それらが、「学び方」を整えることになり、

ひいては、効果的な学習を進めることにもつながります。

 

 

濃密な90分を過ごしましょう。

 

 

文章題、問題文を正しく読んでいますか。

 

算数の文章題の問題、

スピードを意識しすぎてか、

あるいは、「さっさと終わらせよう」という思いからか、

 

一つひとつの問題を、中途半端な理解のまま進めようとしていませんか。

 

 

問題を、半分フィーリングで解こうとする傾向にあると、

 

理解できているはずの問題の「ケアレスミス」が増えます

 

(たいてい、答えた後の「見直し」をしたがらない、というのもセットになっているので、そのケアレスミスが顕在化しやすいです。)

 

 

低学年時など、特に文章を読む力が充分に身についていない時は、

時間がかかってしまっても、ていねいに文章を読み進める癖をつけてください。

 

 

文章題を「キーワードとなる算数言葉と、数字だけ」を見て解こうとするのにも、気をつけなければなりません。

 

学校のテストや、問題集など、

たいていの基本的な問題は、問題文を「ななめ読み」するだけでも解けてしまうので、

スピードばかりを意識している時に、この傾向に気づかない可能性あります。

 

 

ですが、数字だけを拾おうとすると、

下記のような文章題について解くことができなくなるか、

急に混乱をするようになります。

 

 

例題1)

桃太郎は、きび団子5こを袋の中に入れて家を出発しました。途中で、犬、さる、キジに出会い、きび団子を1こずつ渡して、鬼ヶ島へと出発しました。桃太郎の袋の中には、きび団子が何個残っていますか。

 

数字として書かれている5と1だけを使って「5−1=4」などとしてしまう誤答。

 

 

例題2)

公園で、子どもが4人遊んでいました。2時になると、3人が遊びに来て、4時に、5人が帰りました。公園にいる子どもは何人になりましたか。

 

時刻を表す数字も含めて考えてしまい、立式から混乱してしまう。

 

 

例題3)

20人の子供に、「好きな食べ物」のアンケートを取りました。「ハンバーグ」と答えた子は8人、「お寿司」と答えた人は4人、「カレーライス」と答えた人は5人、「ショートケーキ」と答えた人は3人でした。「ハンバーグ」が好きな子は、「カレーライス」が好きな子より何人多いでしょうか。

 

→こちらも、解答に必要ない数字に混乱して、「難しい」となるパターンです。

少し文章が長くなるだけで「難しい」となることがあります。

 

 

簡単な文章題だけでなく、

時には、これらのような、少し情報量が多い文章を読んで、

文章の内容を理解し、

文章の中から「必要な数」を選び出して

 

答えを導き出すことにも、取り組んでいきましょう。

 

 

これも、人それぞれの状況によりけりですが、

 

特に、文章をていねいに読まないことで理解不足やケアレスミスがある子の場合、

 

「ゆっくり、ゆっくり」がキーワードです。

 

それは、机に向かったときの学習もそうですし、

 

それ以外の、日常生活の中でも、同様です。

 

 

例えば、

「明日の荷物を鞄に入れるとき」なども、

 

「ていねいに」取り組むようにしたり、

あらためて「確認(=みなおし)」をするようにします。

 

少し長い絵本などを、じっくり読んでみる経験をしていくのも良いでしょう。

 

 

ケアレスミスが常態化すると、

学年が上がっても、その傾向がなかなか変えられなくなってしまいます。

 

ぜひ、幼児期や低学年のうちから、

「ていねいに」取り組むことも練習していってください。

 

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藤田和彦