良質な睡眠をとるために大切な7つのこと
引き続き「睡眠」について
前回のブログで、
楽しく勉強をするために「睡眠」が必要ということを書きましたが、
今回も、引き続き「睡眠」についてです。
お教室などで、学習効果を高めたいというご相談を受けた際、
前回のブログに書いたように「充分な睡眠時間をとりましょう。」とアドバイスをさせていただいているのですが、
「いや、今でも充分に寝ているんです。」
というふうにおっしゃる方も、少なくはありません。
実際に「睡眠時間が足りているか」については、
前回のブログのとおり「朝スムーズに起きられるか」で判断をしていただけばよいのですが、
限られた1日の時間、
「そんなに長い時間を睡眠時間に使ってはいられない。」
という気持ちも、理解できます。
また、
「睡眠時間だけじゃなくて、睡眠の質も大事なのでは?」
というお声もあるでしょうし、
事実、その通りだとも思います。
睡眠は、時間だけでなく、その質も大切です。
そこで、今回は、
しっかりと睡眠をとるために、
私、藤田が幼少期に(両親から)気をつけて(もらって)いたこと、
また、現在において気をつけていることについて、紹介していきます。
良質な睡眠を取るために大切な7つのこと
①寝る1時間前からは、テレビをつけない。
そもそも、そんなにテレビがついていたわけではなかった藤田家でしたが、
就寝前の時間には、テレビがついていませんでした。
両親が、睡眠のことを意図していたかは不明です。
テレビは「意図してつけて見る」もので、「つけっぱなす」ものではなかったという家庭の文化もあったかもしれません。
そんなわけで、もちろん、夜にテレビを消す理由など教わるわけでもありませんでしたが、(子どもからすると、その環境が「当たり前」なわけですから、疑問に思うこともありませんでした。)
後に、「寝る前の光の刺激が、云々」という話を知ることとなり、
今は、幼少期から、良い睡眠環境を整えてもらっていたことに感謝をしています。
現代においては、「テレビ」のみならず、
スマホやタブレットなどの動画やゲームなども含めて、
寝る直前にその画面を見ることは(睡眠のことを考えれば)控えた方がよいでしょう。
②寝室の明かりは「暗く」
これも、睡眠の質を良くするためには必要不可欠のようです。
おそらく幼少期、完全消灯だと「暗くて怖がった」ことでもあったのでしょう、常夜灯はついていました。
ただし、理想は完全消灯ということで、
現在は、寝室の明かりは常時消灯しています。
「完全な暗室は、かえって入眠の妨げになる」というような話もありますが、
都会に住んでいる場合は特に、「完全暗室」となることは(地下室でもないかぎりは)まずない、と考えて良いでしょう。
③子どもが寝てからの音量は「ひかえめ」に
入眠後の「騒音」が、眠りの質を浅くすることにもつながります。
実際に、お教室でお子さまにむけて
「夜、目がさめることはありますか?」
「トイレに行くのが怖い人は?」
などと、くだけた雰囲気の中で話を聞くことを時々していますが、
「(夜中に目が覚めることが)ある。」
「お父さんとお母さんが、ガミガミしていて(おそらく、ガヤガヤの間違いでしょう)うるさい。」
という本音(?)が出ることもあります。
夜の大人の話し声で、お子さまが目を覚ますことや、
そこまでは至らないものの、眠りが浅くなることがあるようです。
また、話し声だけでなく、
やはり、テレビ(やラジオ)などの音声も、
寝ようとしている人にとっては「雑音」でしかありません。
そういったことを、おそらく考えてのことでしょうが、
実家での父は、夜にテレビを見るときは「ヘッドホン」を使ってテレビを見るようにしていました。
(父は、テレビドラマを見るのが好きで、よく、流行りのドラマを録画したり、ビデオをレンタルしてきて、仕事帰りに見ていました。ひとつの息抜きだったのではないかと思いますが、夜間のテレビは、家族が起きていても寝ていても、「ヘッドホンで」でした。威厳のある父ではありましたが、反面、こうした細やかな気を遣う一面もあったのだということに、今になって気づかされます。)
以上の3点を総合すると、
睡眠の際には「光と音」に気をつけることが大切、ということなのですが、
まだまだ、あります。
④寝室にスマホ類は持ちこまない
これは、現代において気をつけていることです。
電子機器が人体に与える影響というのは、目に見えないのでわかりませんし、
さらに言うならば、
現代の生活を営むうえで、電磁波を浴びるのは避けられないことですから、
過剰反応することは、かえって不健康ともなりえる、と考えています。
それでも、気をつけられるなら、気をつけておくに越したことはないでしょう。
また、これは大人側の話ですが、
手元にスマホがあると、ついつい手にとって見てしまう、ということがありえます。
入眠直前に強い光を目にすることになるので、やはりオススメできません。
また、私もそうですが、
スマホを仕事用にも使っていると、
24時間連絡が来ることがありえますので、
寝るときは、意識を「寝る」にシフトするためにも、
スマホはあえて、手の届かないところ(別の部屋)に置くようにしています。
(また、これは大人向けにもオススメですが、
iPhoneとMacPCをお使いの場合、「Night Shift」機能は、
日没後に、画面の光をやわらかめにしてくれます。
こちらの設定をしてから、夜間に作業をする際にも、いくぶん楽になりました。)
⑤入浴は睡眠の質を向上させる
寝る前に、ぬるめのお湯にゆったりつかったときと、
そうでないとき(たとえば、ざっとシャワーで済ませたとき)とでは、
眠りの深さや、翌日の爽快感が違います。
これは、皆様のなかにも、経験がある方もいらっしゃることでしょう。
どうやら入浴は、睡眠と並ぶリラクゼーションのようです。
⑥食後にすぐ寝ない
もちろん、「牛になるから」ではありません。
消化に使うエネルギーや、そもそも逆流性食道炎などのリスクも考えられます。
以上の⑤⑥を考えると、
夜の流れは、食事→入浴→睡眠
がベストということなのでしょう。
(温泉宿などで、入浴後の夕食、という流れも、気持ち良くはあるのですが。)
⑦寝具はこまめに干す
不衛生な寝具によって、睡眠が妨げられることがあります。
あとは、夏場の「蚊」についても、気をつけなければなりません。
私も、特に一人暮らしだったころ、蚊の来襲により夜中に難儀したことが何度もあります。
思いつくままに挙げていったところ、7つのポイントが出てきました。
皆様のご家庭でも、同じように気をつけていらっしゃることがあったかもしれませんし、
「まったく気にしていなかった」ということも、あったかもしれません。
良質な睡眠をとれる環境を整えて、
充分な睡眠をもとに、日中の活動を、濃密な時間にしていきましょう。
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