「答えが必ずある」という信念。
ゴールデンウィークも、終盤にさしかかってきています。
平日もそうですが、
連休期間も、あっという間に時間が過ぎていっているように感じるのは、
やはり、年齢を重ねている結果なのでしょうか。
年々、時間が経つのが早くなっているような感覚を受けます。
逆に言えば、それだけ、自分の中の時間感覚や、「成長」が鈍化しているのかもしれません。
不用意に、焦ることはないとは思っていますが、
それでも、
時の流れに置いていかれないように、
1日1日を、大切にしながら学びを積み重ねていきたいです。
「難しい問題」に遭遇した時、どのような反応をしていますか?
さて、今日は、
「応用問題」「発展問題」など、
いわゆる「難しい問題」を前にした時の「反応」について触れていきます。
お教室でもそうですが、
一般的に、「難しい問題」を前にした時に、
その反応は、大きく2つに分かれます。
「難しい」と感じた時点で、
あっさりと、問題にチャレンジをするのをやめて、投げ出してしまうパターンと、
難しい問題に対しても、
あの手、この手で解答への道筋を模索し続けるパターンです。
上記の2パターンの反応の結果、
どちらも、残念ながら「不正解」となったとします。
「無得点」となったテストの点数としては同じですが、
両者の意味は、大きく異なります。
前者(諦めてしまった)のパターンは、
「自分はこの教科の問題が分からない」という「苦手意識」を、さらに強めることになります。
もしかしたら、
「なんで、こんな難しい問題を出されないといけないんだろう」と、問題そのものにケチをつけたりもするかもしれませんが、
当然ながら、そうすることによる成長は少しもありません。
後者(最後まで正解を探り続けた)パターンは、
「復習をしましょう」と言わなかったとしても、
あるいは、逆に「復習はやらなくてもいいですよ」と言われたとしても、
その問題の「答え」を、必ずといって良いほど探り続けます。
あるいは、「解答」を手にするのであれば、
いずれかのタイミングで、必ずそれを見て、「理想的な解き方」を確認することでしょう。
このパターンの人は、
「問題に、必ず正解がある」ということを知っています。
そして、答えがあるのならば、その答えを出さずにはいられません。
難しい問題も、
何度も何度も考えて、
自分で答えに辿り着いた、という経験を積み重ねていくことで、
「答えを出す」ことの「うまみ」を知ってしまっているからです。
時間がかかったとしても、
「正解」まで、粘ることができるかどうかは、
「この問題には、必ず正解がある」ということを知っているかどうかが、
大きく関わってきます。
当然、テストで出された問題であれば、
必ず「正解」があるわけですから、
「問題に正解がある」というのは、ある意味で「当たり前」のことなのですが、
その「当たり前」を認識しているかどうかで、
問題に対する姿勢が変わってくるように思います。
もちろん、テストでは、
「難しい問題は後回し」にしたり、
中学受験においても、いわゆる「捨て問」なるものが存在するわけですが、
それは、制限時間のあるテスト本番中における「得点テクニック」の話です。
テストの制限時間がない時には、
ことあるごとに、問題を思い出し、
あらゆる角度から、問題を検証していけると良いでしょう。
進路を決めるテスト(つまり、受験など)の直前期を除いては、
そうやって、難しい問題と、膝をつきあわせて、
じっくり、問題に向き合ってみましょう。
時に、1日、2日、…、と、
ひとつの問題と、一緒に過ごすのも、良いでしょう。
(むしろ、そういうことは、比較的「よくあること」です。)
ぜひ、そうやって、
たくさんの良質な問題に取り組むことを、楽しみながら積み重ねていってください。
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