受験国語において「漢字」を絶対的な得点源とするために、低学年から身につけていきたい重要な視点

今日は、

中学受験の国語における絶対的な得点源である、「漢字」について、

小学校の低学年から身につけていきたい重要な視点について書いていきます。

 

受験国語において、「漢字」は取りこぼし厳禁

 

国語の受験問題において、

「漢字」の課題が出題されることがあります。

 

特に難関校であればあるほど、

漢字の問題は「絶対」です。

 

合格者は、ほぼ全問正解してくる、と考えて取り組んだ方が良いでしょう。

 

中学受験に使用される小学校で習う漢字は、全1026字(2020年2月現在)。

最新の学習指導要領で(お父さま、お母さまの学生時代と比べて)少しだけ増えています。

 

これを、多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれですが、

6年かけて、着実にマスターしていくことを考えたら、決して無理な数字ではありません。

(そもそも、学習指導要領自体が、「誰もができるようになってほしいレベル」を基準にしていますから、着実に取り組めば、漢字のマスターは無理ではないはずです。)

 

漢字の学習は、小学校1年生から、

あるいは、早いお子さまは就学前から、触れていたりするでしょうし、

学校でも、繰り返し学習をしながら覚えていくので、

まず大丈夫だろう、

と考えていると、ここに大きな落とし穴があります。

 

お子さまによっては、

小学校での漢字の学習が、正しく積み上がっていない場合があるのです。

 

それは、具体的には、

・止め、はね、はらい

・書き順

の2点においてです。

(受験を視野に入れたら、これに「部首」が加わりますが、これは後からでも多少はどうにかなります。)

 

漢字問題において、

「止め」「はね」「はらい」が正確に書きあらわせていない場合、

あるいは、正確な書き順が理解できていない場合、

受験を意識し出した時期から、遡ってこれらの学習を進めていくことは、いくぶん負担になってしまいます

特に、文字を丁寧に書く、というのは、ある種の習慣ですから、

なかなか、後から修正をすることが容易ではありません。

 

 

逆に、はじめから文字を丁寧に書こうとしていれば、

「止め」「はね」「はらい」や、「書き順」にも自然と意識を向けるようになりますから、

これらの点で、後から困ることはないでしょう。

 

 

大事なのは、「字を丁寧に書く」という意識です。

 

低学年時に、字のバランスが整わない、というのは、

運筆力など能力的な側面もありますから、仕方のない部分もあります。

 

ですが、「字を丁寧に書こう」という意識がないと、

いつまで経っても、丁寧な字を書くことはできません。

 

漢字に対する意識が薄いと、

理科、社会などの問題で漢字で答える課題が出たときに、

「漢字さえ書けたら」という間違いをしてしまうことにもつながります。

 

 

「学びはじめ」が肝心です。

 

新1年生になる皆様は、

文字は「丁寧に書くものだ」という意識を持って、

「上手な字を書けたらカッコイイな。」という考え方を親子で共有しながら、

「かきかた」の練習をしていってください。

 

漢字だけでなく、ひらがなや、カタカナの練習をする時から、その意識は共通していきます。

 

すでに小学生で、漢字の学習も進んでいっているお子さまで、

もし、「きれいな字を書く」という意識がないまま

漢字ドリルのマスを「埋める」だけの学習になっているお子さまがいたら、

1日でも早く、「字を綺麗に書く」練習をしてみてください。

 

 

 

ちなみに、漢字の練習については、

 

親子で「一緒に」取り組むことがオススメです。

 

せっかくなので、この機会に、

親子で「キレイな字を書けるようになる」ことを目指して

学習をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

私自身、小学生の時に、

ひらがな、カタカナ、漢字について、

「字がきれいに書けるようになりたいから一緒に練習しよう」と言った母が「お手本」を書いてくれて、

そのお手本を見ながら「かきかた」の学習をおこなっていました

 

「きれいな字を書ける」ということは、

一生の財産になりうると、思っています。

 

ぜひ、低学年の時期から、

漢字の練習の際には、「形」や「書き順」に気をつけて、取り組んでみてください。

 

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藤田和彦