国語の文章読解の「基礎力」を身につける習慣
すっかり、春の空気です。
温かい風が吹く季節となりました。
今年の冬は、都内ではほとんど雪も降らず、
気がついたら、すっかり春めいてきました。
どこか、冬に忘れものをした気分でもあるのですが、
きたる春を、充分に味わえたら、と思っています。
国語の文章読解の力をつけるための「習慣」
少し前のブログで触れていた「国語の文章読解」について、
文章を読む力をつけるための習慣についてまとめます。
この習慣がある場合と、ない場合では、
国語の文章題の解答の「型」を覚える以前の段階でも、
読解力の「ベース」が大きく異なります。
その習慣とは、
「普段からの読書習慣」です。
「読み方」を意識して読んでいなかったとしても、
普段から、どれだけ本を読んでいるかが、
国語の読解にも影響してくる。
当たり前と言えば、当たり前なのですが、
それだけ、分かりきっているようなことであるにもかかわらず、
読書量には人それぞれ、差が生じてくるのが事実です。
もちろん、
国語の「教材」に取り組む回数を積み重ねていけば、
それだけでも読解の力はついていきます。
ただ、実際問題、
市販されている教材の「1学年分」の文章量は、
そこまで多い、とは言えません。
それでも、文章読解、問題演習、となると、
それなりに「大変」と感じるかもしれません。
毎日、国語の文章読解に取り組む、というのは、
さすがに少々、骨が折れることかもしれません。
そこで大切なのが、
お勉強の時間以外でも「活字を読む」という機会を作ることです。
例えば、
・町の図書館で、気になった本を10冊程度借りてくる。
・貸出期間である2週間程度の間に、片っ端から読んでいく
というのはオススメです。
特に、お子さまだけでなく、
ご家族も含めて「図書館に行く」という日を設けるのが良いでしょう。
(私自身、小学生時代には図書館に行くルーティンがあり、これが後々おおいに役立ったと感じています。)
あるいは、
学校にも図書館がありますから、
学校の図書館を活用するのも「手」です。
(ただし、もともと「本好き」でもなければ、自発的に本を借りる、ということも難しいかもしれませんが。)
また、「本」に限らず、
新聞を読むことで、文章を読む習慣を身につけても良いでしょう。
できることならば、
電子書籍ではなく、紙媒体のものがオススメです。
(視覚的な負担も少ないですし、視線の移動が実際の文章問題に近いです。)
「読めば読むだけ、文章読解力がつく」
と言っても、
あまりにも、言い古されていることすぎて、全く新鮮さがないかもしれませんが、
その実、
普段の習慣がどうなっているか、と振り返ってみると、
「勉強」以外の時間から、変化をつけていくことができるかもしれません。
ちなみに、
図書館の本を選ぶときは、
「興味を持ったもの」を選ぶようにしましょう。
基本は、「お子さま本人が選んだもの」が、取り組みやすくてオススメです。
もし、「これは読んでみてほしいな」というお気に入りの本があれば、
10冊に1冊くらいは、お父さま、お母さまチョイスの本を、オススメしてみてもよいかもしれません。
図書館で「借りる」本は、
読む期限が決まっているので、「読もう」という動機付けもしやすいかもしれません。
「国語の文章読解、苦手だなあ。」と感じているとしたら、
「お勉強」ではない、趣味としての「読書」の時間を、
普段の習慣に組み込んでみては、いかがでしょうか。
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