ゴールデンウィーク、ご自宅でもできる「まなび は あそび」的な活動
新年度も、あっという間に1ヶ月が過ぎ、
ゴールデンウィークの時期になりました。
ただ、「ゴールデンウィーク」とは言っても、
今年も、思いきった遠出をするのが、なかなか難しい状況も、あるかもしれません。
楽しみにしていた旅行もキャンセルしなければならず、
さあ連休どうしようか、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、
私、藤田が考える、
幼児〜低学年のご家庭に向けた、
連休中に、ご自宅で取り組めて、
さらに、学習にもつながる「あそび」について、挙げていきます。
ご自宅の中でできる、学習へとつながる活動
①本を読む
最寄りの図書館で、本や図鑑を借りてくるのでも良いでしょう。
もちろん、ご自宅にあるものでも、構いません。
とくに「図鑑」は、
パラパラと眺めてみることから、
じっくり読んでみることまで、
味わい方の幅も広いです。
昆虫図鑑や、動物図鑑などは、
「虫」「動物」という分類から、さらに細分化した分類まで、見ていくことも可能でしょう。
また、読書全般について言えるのは、
たくさんの活字を読むことで、
文章を読むことに「慣れて」いくことができる、ということです。
読書量が、そのまま読解力に結びつくわけではありませんが、
(なぜならば、文章読解には、また別の技術が必要だからです)
少なくとも、読む経験が国語の読解を下支えする、というのは間違いがないでしょう。
②ぬり絵
お気に入りのぬり絵を、ぬる。
たったそれだけですが、
運筆力や筆圧などの練習にもなります。
せっかくですから、
お父さま、お母さまも含めて、
一緒に取り組んでみるというのもオススメです。
大人が本気を出してぬり絵をする、というものも、
普段やらないことだったりすると、刺激的かもしれません。
③お絵かき
ぬり絵に近いですが、お絵かき(絵画)も立派な知育です。
やはり、親子で一緒に取り組むのがオススメです。
お手本を使った「模写」の他に、
お手本を見ない、いわゆる「記憶スケッチ」も、オススメです。
ご家族のコミュニケーションもはずむはずです。
ぜひ、楽しみながら取り組んでみてください。
④パズル・積み木
図形パズルや「タングラム」のようなものでも良いですし、
お気に入りのイラストの「ジグソーパズル」でも構いません。
少し、難しいと感じるようなパズルに、じっくり時間をとって挑戦するのもオススメです。
(思考の体力をつけるトレーニングにもなります。)
ジグソーパズルであれば、
300ピースや、500ピース、1000ピースなど、
時間をかけて取り組むものだと、達成感もあるはずです。
また、アドバンスクラスでも取り組んでいる「つみき」についても、
じっくり時間をとってチャレンジするチャンスです。
やはり、楽しみながらチャレンジすることが大切です。
⑤トランプゲーム
数に対する意識や、ルールなどを記憶する力、
場合の数と確率の学習の下地づくり、
さらには、結果が思い通りにならなかった時(「勝負は時の運」という言葉もあります)に、気持ちを前向きに切りかえる力、
などが、鍛えられます。
たかがゲーム、されどゲームです。
遊びながら、結果的に、学びの土台も作られていきます。
⑥すごろく、ボードゲーム
オセロゲームや、将棋など、
あるいは、すごろくや「人生ゲーム」など、
ご家族で取り組むゲームにも、思考力を高める要素がふんだんに含まれています。
算数の発展問題には、
こうしたゲームなどから着想を得ているものもあります。
つまり、頭を使いながらこうしたゲームに取り組むことは、
結果的に、算数の学習にも繋がる可能性がある、ということです。
ちなみに、
先述の「トランプゲーム」も含めてですが、
お子さまと対戦する際の「大人のスタンス」については、
どのようにすべきか意見が分かれるところかと思います。
(つまりは「真剣勝負」をすべきか、手加減をすべきか、という疑問です。)
ここについては、ケースバイケース、というところもありますが、
あくまでも、「真剣勝負」を追求するのが、私、個人の価値観です。
理由としては、
・「遊びも本気」というスタンスが伝わるから
・大人が手を抜くことで、お子さまの思考力が高まらないから
というのが、大まかなところです。
もちろん、
大人が、あらゆる手段をつくして子どもに対峙したら、
さすがに、勝負にならないかもしれません。
そんな時は、
あらかじめハンデをつけてから、取り組むようにするのがオススメです。
(オセロなら「4隅ハンデ」、将棋なら「飛車角落ち」など、いくつかのハンデがあります。)
または、
対戦の際に、
大人の側が、考えている内容を適度に口にすることで「手の内をさらす」のも有効でしょう。
(思考の内容を言語化することは、話す側と聞く側の双方にとって学びとなります。)
⑦製作・工作
新聞紙や廃材を使った工作や、
ひもやビーズを使ったアクセサリー作りなど、
「何が作れそうかな」とイメージして、作品づくりをしてみましょう。
紙を折ったり丸めたりする作業や、
ひもを結んだりすることが、
「手先の巧緻性」を高め、
それ自体が知育になります。
また、形をイメージしながら工作をすることは、
自然と、図形学習へと繋がっていく部分も大きいです。
親子での、いわゆる「日曜大工」なども良いでしょう。
いかがでしょうか。
これらの7点は、
いずれも、私自身が、幼少期に実際に取り組んでいた遊びでもあり、
また、振り返った時に、学習にもつながる有意義な時間だった、とも感じているものです。
ご自宅で過ごす連休、
ゆったり時間がある時期だからこそ、
ゆっくり、ご家族で遊びに取り組んでみてください。
そして、明日はアドバンスクラスの四ツ谷教室です。
学習の時間は、学習の時間として、もちろん大切です。
明日も、お教室で、集中して学習を進めてまいりましょう。
午後、お教室で楽しみにお待ちしています。
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